第1話「お魚くわえた変態追いかけたくない」
はい前回のあらすじー。
目がさめてーの、球体なってーの、
恋に芽が生えてーの、トツギーノ
「それ完璧にあらすじじゃないよ。特に最後。」
「あのー、何を独り言いってるんですか?」
「え!?い、いや、なんでもないよ!」
まぁ俺の声はあんたにしか聞こえないしな。
だからあまり反応してると変な人って思われるし、
この話進まないぞ?
「そういうメタいことは言うなよ。」
「???」
「あー、こ、こっちの話だよ。ところで、名前はなんというんですか?」
「シロカです。ここで仕立て屋やっているんです。貴方は・・・?」
(しししししシロカさんだとぉ!?いやいやいやこれは夢だ、そうだ夢なんだ。)
そんなに夢と思うならつねってみろ。それで真実がわかる。
(心読めるのかよ!ナレーターだからだろうけど。まぁいいや、つねってみるか・・って痛ェ!)
HAHAHA、それは夢じゃなくて現実だよ現実。
あ、俺ナレーターだから普通に会話できるけどな。
(いやどういうことだよ。・・・しかし夢じゃないということは、結婚済!?)
はは、どうだろうね。「あなたの夫です(キリッ」といってみれば?
真実がわかるよ。・・・2回目だなこのセリフ。
「(2回目だなオイ。)えっと・・・あなたの夫のロウです(キリッ」
「・・・・・・」
(あ、あれ!?不発した!いや照れてる可能性があるかも!)
夫だからわかるといいたいのか?残念だが結婚しておりません。
まぁ俺とみどさんは結婚してますが。
【ちょっ、黒莨さん!?】
(・・・え?黒莨さん?)
あ、やべ。もう正体ばれたわ。っべーわ。
まぁそうだね。ナレーターの黒莨だね。
べつに俺にいちいち反応しなくていいからね?
ストーリー進まないし。
「(だからそういうメタ発言しないでください。)・・・えっと?シロカさん?」
「・・あ、あははは。お、面白い人ですねロウさん。」
(あ、やべぇ。これマジで結婚してないわ。)
だろ?まぁ設定が設定だ。
現実を受け止めろ。真実がそれでわかる。
「(あなたは真実分からせ屋ですか?)とりあえず、よろしくおねがいします・・・」
「あ、は、はい。よろしくおねがいしま_」
『いたぞー!魚泥棒だー!』
『待てェ!泥棒がー!』 『フライパンで焼いてくれるわー!』
『ぶるあぁぁぁぁぁぁあ!!!』
「・・・えっと、シロカさん。これどういうこと?」
「えーと・・・週に4回魚泥棒とか肉泥棒とかサイy・・・野菜泥棒とかいるんですよ」
「(今サイヤ人と言いそうに!?)へ、へぇー・・・治安悪いんですか?」
「いえ、よくあることなので。ほらあの通り。」
「やめろー!はなせー!しにたくないー!」
『うるさい!さっさと盗んだもの返せ!』
「やだよ!返したくないよーだ!」
『ぶるぁぁぁぁあああああ!!!!』
「ごめんなさいかえします(涙目)」
「これはひどい。」
「でしょうね。」
続く