あしかのらいぶらりぃ
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執筆者: 彩猫/投稿日時: 2012/10/26(金) 16:44:54
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今回はついに、猫耳少年の正体がわかります。

ですが、これで「猫耳」な少年は終わりではありませんよ。

4巻もお楽しみに。
3.猫耳は隠してる
里奈は何も言えずに途方にくれた。

少年が…消えた。

右目も、左目も視力は2.0。

最近寝不足だったかな。

…と目をこすってたら、いつの間にかさっきの猫耳少年が立っていた。

「ごめん、ミー助。この人だったのか。」

きれいな高い声。

少年なんだろうけど、女の子の声をしてる。

里奈がぼうぜんとしていたからか、少年は微笑んだ。

「先ほどは失礼しました。僕は天の使いのシルクと申します」

少年が帽子を外すと、中には二本の角。

「ひっ」

里奈がおびえていることに気がつき、少年は微笑むのをやめた。

「僕は、人間でも、猫でもありません。僕は、ペガサスです」

まあ、確かに角はきれいだけど、ドッキリは好きじゃない。

それに、かなり単純。

「信じてください」

少年はそのときすでに人間ではなかった。

大きな羽根を持った、ペガサスだった。

「ひぃやああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!」

里奈はそのまま気を失った。

「ミー助、この子を運べるかい?目覚めてからじゃ、ついてきてくれないと思うんだ。目を覚まさないうちに、早く王様のところまで行かなければ。」
ミー助はにゃあ、と鳴くとひょいと里奈を担ぎ上げた。

そして、ペガサス少年とともに、どこかへ消えていった。

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