第28話 恐ろしきFatal Error 前編
第2形態も見事に撃破はした…。だが、まだ終わってもいない……。奴がワープをして戻ってくる。そして、明かされた…黄金の丸い生命体…瞳は青い、あのノヴァとそっくりだった…。
「げっ、ギャラクティックノヴァとそっくりじゃん………」
「だから言ったよそっくりって…;」
♪回歴する追憶の数え唄
シャドーが星の夢を見て思っていた。そして星の夢が「み゙ゃああああああ」と猫みたいな鳴き声をする。
「ね、猫みたいな鳴き声をしているのですね……;」
「可愛いですが…酔ってる状態ではそんなことなど言えないです………うっ…」
秋桜はまだ酔っていた。星の夢との戦いが終わらぬ限りまだまだ続く。
「早く終わらせないと…確か…」
「Fatal Errorがくるぞ……」
「だが、少しずつ防御が下がっていくから気を付ければ大丈夫だろう」
「流石知ってるね」
「そりゃあそうだ。私は、ノヴァといたからな」
そうこうしてると星の夢が光線を放ってくる。
「うわあっ!」
地道にダメージを与えながら回避をしていくカービィ。すると、カウントダウンが始まった…。
「ここからだ…1つ1つ気を付けるのだ」
「うん……っ」
5のカウントダウンを始める。5が上下左右真ん中にもの凄いスピードで襲いかかってくる。
「「「速っ!?」」」
バンワド、デデデ、シャドーはあんな速いものを見たのが初めてのようなリアクションをした。その一方、奴はワープをしてどこかに消えていった。
「あれがノヴァだとしたら…風見鶏が来ると思う」
ギャラの言う通りで2つではあるが、現れた。カービィは右だけに集中攻撃をし、破壊する。
「ぬるぬる逃げないでよ! このっ!!」
右は破壊することができたが、左は槍を3本程を目掛けて撃ってくる。
「ヤバいですね…このままだと間に合うのでしょうか…」
「余計なこと言わないでよっ!」
槍を回避することはできたが、肝心のもう1つを破壊できなかった。そして、奴が戻ってきたとき、プラネットバスターを撃つ。
「いけいけーっ!」
少しではあるが削れていく。まだ、チャンスはあると思う一同、そして、4が上下左右に高速で襲いかかる。
「次は電球だった気がする…」
その通りで電球が3つほど出てくる。カービィは右に集中攻撃をする。
「よしっ…!」
まだいけそうだと感じ、真ん中のを破壊していく。ギリギリ破壊することができたが、左は壊せなかった。左の電球が6方向に電撃を放つ。
「カービィ危ないよ!」
「うわああっ!」
ギリギリ右回転をしかわすことができた。そして、また帰ってくる。
「【プラネットバスター】!!」
さっきよりかは防御が低くなったおかげか、さっきよりも与えられたが、まだ終わっていない………。ここから…地獄の始まりが告げようとしていた……。
「上から来るぞ! 気を付けろ!」
「こんなときに限ってネタ言う人いますか!!」
ギャラがネタを言う。緊張感はさっきよりもマシにはなったが、まだFatal Errorがきた時のことを考えていたカービィだった。そして、3のカウントダウンが起きる。
「カービィ、まだ希望があるということを忘れるな」
「次、何が来るの………」
奴がいなくなると何かが出てくる。出てきたものは、グランドピアノだった。
「ピ、ピアノ!?」
知っているはずのカービィが驚く。星の夢がノヴァだということは本当なのかもしれないと考えた彼だった。
「カービィ、ボケッとしないで!」
「え? あ、うん!!」
シャドーが言ってきたおかげでやられずに済んだ。そこまで…ノヴァとの関係性がありそうと思っていたのだろう……。
「くっ、これ全て壊せば何とかなりそうなのに!!」
ピアノの鍵盤が時計周りに廻る。1つしか集中していないカービィにとって苦労していた。
「少ししか壊せなかったけどこれに賭けるしかない!!」
そしてプラネットバスターを撃つ。やはり、さっきよりかは与えやすくはなっていた。
「2だぞ! 気を付けろ!!」
「くっ…このままじゃ……!!」
2のカウントダウンが始まる。3から5みたいにいきなり襲いかかってくるのではなく、ぬるぬるとしてやってくる。2つの2が合体し、ぐるぐると廻ってくる。
「やりづらい………!」
「あっ! 逆向きになりましたよ……!」
「ちょ、せこっ!」
シャドーが叫ぶ。ラスボスというものは外道な奴等ばかりだと思った彼だった。時計周りに廻っていた2が反時計周りに廻る。なんとかしのぎきることはできた。
「あんな奴に勝てるゾイ?」
「絶対に勝つ!! 勝ってみんなで帰るんだ!」
「フラグ立てないで下さい!;」