第23章エネミースターからの訪問者
「エネミースター」
スマブランドのちょうど裏側に位置する国。
そこは、歴代の任天堂ボスキャラが集う国。
と、いっても。そこはスマブランドに負けないくらいにぎやかだ…
あの事件が起こるまでは…
所変わってプププランドのカービィ宅より…
ロゼッタ「カービィさん。いますか?」
ロゼッタがカービィの家の窓をノックする。
「ガチャ」
カービィ「あれ?ロゼッタ!珍しいね!何か御用?」
ロゼッタ「はい、スマブランドに訪問者が来て、あなたを呼んでほしいと…あなたがその訪問者についてよく知っているから…と言ってました」
カービィ「へぇ…」
そして、2人はスマブランドへ向かう。
10分後、スマブランドについた。
ロゼッタ「訪問者はファイターの宿の前にいます行きましょう」
そして、ファイターの宿の近くに行くとある物が見えた。
羽のついた帆船…
カービィ「ローア!?」
ロゼッタ「カービィさん?」
カービィはその帆船を見るや否や猛スピードで走る。
そして、2人はスマブランドの宿に着く。
集合したファイター達にまぎれてあいつはいた。
マホロア「ヤァヤァ!久しぶりだネェ!カービィ!」
カービィ「マホロア!」
来太「ロゼッタさん。お疲れ様です」
ロゼッタ「はい、というかいいんですか?今日は気分がすぐれないんじゃ…」
来太「もう大丈夫です」
マホロア「マァ、そんなコトはいいとして。今回はスマブラファイターの皆さんに折入って話が…」
メタナイト「断る!」
マホロアが話している途中でメタナイトが声を上げる。
その声に皆が振り向く。
メタナイト「いい加減にしろマホロア!貴様は私たちを散々だましてきたではないか!」
ルイージ「メタナイト様?」
メタナイト「皆、奴の言う事を聞くな。奴は虚言の魔術師。信じてはならぬ」
デデデ「そうZOY。ワシも今回ばかりはメタナイトに賛成ZOY」
マホロア「そんな…酷いヨォ…」
来太「そうですよ、せめて話だけでも聞きましょう。ね?」
メタナイト「………まあ、よいか。話だけは聞こう」
マホロア「話が分かるようになってきたネェ!」
メタナイト「早く用件を言え」
マホロア「はいはい…まず、皆はエネミースターって知ってるカイ?」
ルイージ「うん、確か歴代のゲームキャラに負けたボスキャラたちが集う国…だよね?」
マホロア「そそ、実はね…そこで事件が起きているんダ」
ファイター達(メタデデ以外)「え!?」
メタナイト「騙されるな。奴の虚言に惑わされてはならん」
デデデ「そうZOY!きっとボスエネミー総動員でワシらを倒すつもりZOY」
ネル「デデデ…今日のあんた。やけに真面目ね」
デデデ「あったりまえZOY!もう奴には騙されんZOY!」
マホロア「だから用件を聞いてヨォ…で、その事件には君タチもよ〜く知ってる『アイツ』が関わっているのさ…」
ミク「あいつ…まさか!」
城乃内「マスターハンドが関わっているってのかよ!」
マホロア「その通り!察しがいいねぇメガネの子!」
メタナイト「待て、まず証拠がなければ私は納得いかん」
マホロア「ダヨネェ…ま、安心しなよ。証拠はあるから」
メタナイト「何処にだ?」
マホロア「そこにいる赤い帽子のヒゲ男が知ってんじゃない?」
カービィ「マリオが?」
メタナイト「ふざけるな!なぜエネミースターに全く関係ないマリオがその事件について知っていることになる!」
マリオ「いや、俺、覚えがあるんです」
メタナイト「何?」
マリオ「クッパが先週。久々にエネミースターに行くって…でもそれっきり帰ってきてないんです」
ルイージ「それってまさか…」
来太「事件に巻き込まれたってこと?」
マホロア「そうなんダ!カワイソウにネェ…」
来太「メタナイト様。クッパを救い出すためにも…ご決断を!」
メタナイト(………やむをえまいか…)
メタナイト「いいだろう。だが、目的はクッパの救出。自国の事件は自分で解決するのだな。事件にマスターハンドが関係しているなど虚言を吐いても無駄だ」
マルス「今日のメタナイト…やけに冷たいね」
マルスはアイクに向かってボソっと呟く。
アイク「ああ、昔あいつのせいでとんでもないことになったのだろうな…俺たちも油断できないぞ」
ルキナ「私は悪い人には見えませんが…」
パルテナ「カワイイですしね」
ルキナ&パルテナ「ねー♪」
ブラックピット(単純だなぁ…おい)
マホロア「それじゃあ、決まり!ローアに乗ってヨォ!」
スマブラファイターはマホロアと共にローアに乗りこむ……が。
メタナイト「…………」
マホロア「なーんだ。のらないのカイ?メタナイト」
カービィ「まだ…疑いが晴れないの?」
メタナイト「…まあな」
マホロア「じゃあ、来ないでいいんダヨォ?キミがいなくても。カービィや歴戦のスマブラファイターや来太っていう英雄さんまでいる…キミの力なんていらないヨ!」
メタナイトは鋭くマホロアを睨む。
メタナイト「………私はハルバードで行くことにする。いつでもローアを撃墜できるようにな…」
メタナイトはマントに見で身をくるみ、ローアから離れる。
それと同時にローアは上昇し、スマブランドを離れる。
メタナイト「どうか、奴の口車に乗せられないでくれ…来太…」
次回予告
エネミースター到着。
そこにいたのは…
マスターハンド「待ちわびたよ…城来太」
メタナイト「あれは虚言ではなかったのか!?」
そして…課せられる…
マスターハンド「少し、ゲームで遊んで行かないかい?」
3つの試練!
次回、マスターハンドからの挑戦状。