Secret chapter 本当の自分
先ほどと同じく真っ暗な場所にいた。
他のスマブラファイターの姿はなく、僕しかいない。
あの声の主は誰だったんだろうか…ここはどこなんだろうか…
ふと、映画のスクリーンのようなものが僕の目の前に出てきた。
そこにいたのは階段を上る1人の少年。
手には何かに持っている何かが窓からの光に反射し光っている。
あれは…金属…いや、刃物だ。
恐らく、自殺の前兆だろう…
僕は止めに行こうとした。
…だが
どんどんその映像が僕から遠のいていく。
そして、少年は刃物が刺さりやすいように上の衣服を脱ぐ。
僕は最後の抵抗として「やめろーーーー!!!」と叫ぶが…
その時には時すでに遅し、その少年のナイフは赤い液体で染まっていた。
そして、映像が終わる…
嗚呼、本当にひどいものを見た。
だが、悲劇はここからだった。
突然またスクリーンが表示される。
それは先ほどの少年の葬式の場面だ…
そして、その少年の遺影が…
僕と同じ顔だった。
その後、そのスクリーンはスウォームで埋め尽くされた…
そして、気付いたらベッドの上だった。