ノート20後編
「はあ、は、あ………。」
キャメルは、何度も攻撃を受けて、ボロボロになっている。今も魔力を維持しているのが辛い。
「あれ…キャメル、もう終わり?つまんない…もう少し遊ぼーよー」
メイが小馬鹿にしてくる。腹が立つが、気がそれると魔力は弱まる。常に力を保たなければ。
「こんっ……の……!!!」
「私が…」
キャメルは最後の力でメイに掛かる。メイは、攻撃が余り当たらず、最初と大きく変わらない。
「…!!!!!!!……………」
数分前。
キャメルは、メイを必死に切りつけていた。が、メイは涼しい顔をし、避ける。
「あはは。キャメル、全然意味ないよ?バカなのかなーー?」
「………」
沸々と怒りが込み上げてくる。
「レイは私の好きな人なんだ…アンタにあげられる程安くないのよ」
メイは許さない。エガを殺った上に、レイを独り占めする。
最悪だ。
「許さない!!!!」
「それは私の台詞!」
END集に続く。