あしかのらいぶらりぃ
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執筆者: 秋桜/投稿日時: 2017/10/01(日) 23:59:12
投稿者コメント:
やっと敵キャラをちゃんと使う日が来たよ!
これを考えるのにどれだけの時間が掛かったのやら……

BGM:まっくらやしき
第22話 闇の組織、デストロイ
エリーを探しているその頃…

「あら、エイレーネを探しに行ったんじゃないの?」

女性がブレインに声をかける。
「ああ。実は…エイレーネのことを知っている人物を見つけたのだ…」
「もしかして、あの剣士…?」
「ああ」
「でも、本当に強いのかしら…」
「お前はあいつに姿を変えさせただけだから何も分からねぇだろ」

2人の会話を聞いてた誰かがこっちにやって来た。

「シアエガ、あなたいつから聞いていたのかしら?」
「へっ、お前達の話全部さ。」
「お前、今までどこに行ってたのだ?」
「なーに、俺はあいつらの後ろにいたたけだ」
「あなた、そういうのだけは得意よね」

女性はシアエガのことをバカにしていた。シアエガはそんな彼女が気に食わなかった。

「そう言うお前は何かあったのかよ!」
「少し、静かにしたまえ…。お前らシヴァ様の機嫌を悪くさせる気か!」

短気な男がいきなり冷静に答え、いきなりキレるような言い方をしていた。

「あら、ヤヌスいつからそこへいたのかしら?」
「分かるだろそれくらい! それより、シヴァ様が呼ばれております。来てくれますか?」

女性は「ええ」と素直に答え、ヤヌスの後ろをついていく。ついでに、シアエガとブレインも女性の後を追って行った。

*

「シヴァ様。イシスを連れて来ました…」
「ご苦労だった」

シヴァは後ろを振り返った。

「ヤヌスお前は下がっていろ」
「はっ………」

ヤヌスは静かに数歩下がった。

「シヴァ様。私に何かご用ですか?」
「イシス、これは我からの頼みだ…聞いてくれるか?」
「それは一体…?」
「実はあいつらが『ラグナロクの能力を持つ奴が現れた』と言うのだ」

イシスはピクッと耳に入ったことをふと思い出す。

「シアエガやブレインが言っていたあの剣士ですか?」
「そうだ。噂によると奴は選ばれし者に導かれているらしい。」

イシスがいきなりキレかけそうになった。

「冗談じゃないわ! 私たちよりあの剣士が選ばれし者ですって! 必ず仕留めて……」
「落ち着きたまえ…」
「はっ…! し、失礼しました…」

イシスはペコペコと頭を下げて謝る。

「それで…私は、どうすればいいんですか?」
「そなたは、剣士の息の根を止めてきてくれ。万が一奴がいたら厄介だからな」
「分かりました」
「あの2人にはエイレーネの探索をして貰う」

「そう言うことだったら…」ボソッ
「早く探すとしよう…」ボソホソ

2人は姿を消してエイレーネの探索を再開する。

「分かりました…。全ては、シヴァ様の…仰せのままに………」

イシスは姿を消した。

「エイレーネ…必ずお前を捕まえ、そしてこの世界の破壊(デリート)を実行する……!!」

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