第22話 2人の関係性
昨日、メタナイトの光と闇の命に関わりそうな戦いがあった。そんな中、メタナイトは本来のダークメタナイトから少しチカラを分けてくれたおかげか新たなる技を習得した。その名は『ギャラクシアダークネス』。メタナイトのディメンジョンマントの周りにいると、闇のように暗い中で斬り裂く。だが、闇に捕らわれていたダークメタナイトを救うために全てのチカラを振り絞ったが、使い切ったせいで倒れてしまった。まだまだ慣れるのに時間はかかりそうだった。
カービィ「……………」
バンワド「……………」
「…メタナイトがあそこまで苦労するとは…、どれだけのチカラだったんだゾイ…」
「何だか、不吉なことが起こるような気がするでゲス」
あれから1日が経つ。メタナイトはまだ、起きていない。それを心配するカービィとバンワド。メタナイトの戦いを見て少し焦り始めたデデデ大王に冷静に言ってはいけないフラグを立てたエスカルゴンたちはまだ知らなかった。これから、戦いのために犠牲にしなきゃいけないこと、別れること、衝撃なことが多数起こることを……。
一方、ギャラクティックナイトは誰かのところへと向かっていた。
__………………
そこには女神 エイレーネがいた。
「エイレーネ…だよな」
__えぇ。久しぶりですね…ギャラクティックナイト。何百年も経っても変わっていないんですね…
「お前も変わっていないだろ…いや、“ちょっとだけ”か」
ギャラクティックナイトの最後の一言には何か引っ掛かる。『ちょっとだけ』とはそのちょっとは何が少し違うのか。
__いいんですか? 種違いの弟と会わなくても
「今はいい…。まだ、寝ているからな…」
ギャラクティックナイトとメタナイトは過去の友人、いや兄弟…みたいな存在だった。しかし、ある日 何者かがギャラクティックナイトを封印していた。それを知ったメタナイトもといメタが封印を解く方法を探し出していたことがあった。
「あいつは、強くなってくれた。それと、私の封印も解いてくれた…」
__良かったですね。あなたは一応、メタの兄です。見守ってあげて下さい。
メタ? エイレーネは彼のことを知っている? 基本的、仲の良い人はメタナイトのことをメタと呼ぶ。でも、エイレーネは女神。女神である彼女がメタナイトと仲良くしていたのだろうかすらも謎である。
「ああ もう二度と起きてはならないからな」