決断〜そして〜(最終回)
「……ねぇ、ニノ」
静寂が訪れた中で、カービィがニノに話しかける。
「…………?」
「あのね、ニノはあの二人の事慕っていたんでしょ?ニノはどうしたいの?」
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「二人を…助、けたいよ…」
ニノはひっく、ひっくと声をあげつつ、答える。
「でしょ?でも僕達は手伝わないよ」
『えっ!?』
皆の声が重なる。
「だって僕達が行っても何も変わらない。ニノ自身で助けるべきだと思うよ?」
「…」
ニノは黙り込んでしまった。
「…私だって自分の力でなんとかしたい…一応、ありがとう」
ニノがそっけ無く言うと、ギャラクティックナイト&デデデ大王が、
「一応、か。」
「こんな小娘でも御礼は言えるZOY?」
________完璧に火に油。
「なっ、何よ!この椎茸!風船出っ腹オヤジ!」
ニノが逆ギレ?すると、メタナイトがたしなめた。
「ま、まぁニノは心を入れ替えた事だ。」
「そうそう!めでたし×2!」
「↑カービィ、もう少し良い言い方はないのか?」
「メタ、今なんて?」
そう言い合っている間、ニノは深呼吸をした。
「皆、ありがと。大切な事思い出せた。あ、急に出ていっちゃったし、母上と父上にも謝るわ…」
そう残し、ニノは振り返らずプププワランドを後にした。