第21話 2人の過去 part2
『私を呼んだのは誰…どこにいるの…?』
__我はシヴァ。
『ッ!! どこにいるの!?』
__我の声を聞こえる者よ。名を何と申す
『イシス……』
彼女はひとまずシヴァの言う通りにしていた。
__イシスと言うのか。イシスよ、この世界を復讐しようと思ったことはあるか?
『それは思ってる…。毎日のように…そう願ってる…』
__なら、いいところがある。裕福神社へと来るがよい
すると、シヴァの声は消えていった。彼女はシヴァの言う通りに裕福神社へと向かってみることにした。
*
「そこからシヴァと会ってたんですか…」
「まさか、私も会っていたとは思いもしませんでした…」
そう呟いた後、秋桜は話を続ける。
『はぁ…はぁ…』
階段を上り、裕福神社に着くと……右と左の道がある。
__右に向かえ
再びシヴァの声がした。イシスは右へと進んでいく。
「………!!」
そこには、大きくて美しい木が1本あった。
__世界樹と言われるユクドラシル。いわゆる、ご神木だ。お前の望みを世界樹に言えば、叶うだろう。
イシスは1歩…前に出し、そして願いを言った。
*
「そして…イシスは魔法使いとなり、侮辱した人を殺し、時期には人々を殺していったのです…」
「そんなこと許せるはずがないよ!」
「ああ。いくら憎いからと言ってやるべきことじゃない」
「思ったのだが…秋桜が眠っていたのもイシスがしたことなのか?」
「…………はい」
秋桜は悲しそうに答え、そのことについても話す。
*
『こんなとこまで呼んでどうしたんですか?』
『ふふふ……』
イシスは黒い笑みを浮かべていた。そして、秋桜に呪いをかけた。
『きゃあっ!!』
イシスは秋桜に衰弱させる呪いをかけた。いや、衰弱だけではない…。彼女の成長も止める呪いをかけたのだ。
『イシス…どうしてですか……!』
『あんたも…私を裏切るだけ……。なら、眠ってもらう! そして、目覚めた頃には手遅れよっ!!!』
*
「そして、私は眠っていたんです。私が目を覚ますと…こんな状況に陥ったのです」
「そんなコトまでして消したいの? 世界を」
「シャドー、それがイシスの本性だから……止めるしか方法がないと思うよ」
「話を長くしてすみません…。次へと向かいましょう」
秋桜はスキマへと入って行った。
「早く平和を取り戻さないと…イシスを止めないと……」
「うんっ!」
カービィとシャドーがスキマへと入っていく。
「ボク達も追いかけましょう!」
「急いで行くゾイ!」
「分かっている」
「急ぐぞメタ」
そして4人もスキマへと入っていった。