一つのヒント
昼休み・・
僕は外で遊ぶのが好きだったみたいだが、今は遊ぶ気分にはなれない。まぁ記憶が消えた後だし当然のことか・・。
「おい!ピンク!!」
誰かが僕の肩をたたいた。
「誰?」
目の前には黄色い体をした球体がいた。
「なんだ?僕のことも忘れてんのか?
僕はイエローDAYO!オマエのDATHIだぜ!」
なんだかチャラ男みたいなノリだ。僕はこういうは苦手だが僕の大親友みたいだ・・
放課後・・
グレープが車でむかいに来た。
「いいな〜お前だけKURUMAで〜」
イエローがうらやましそうに言った。
「HAHAHA!しょーがねーDARO!!」
レッドがイエローの肩をタックルした。
そうしてるあいだに僕が乗っている車は出発した。
僕はふと思った。
(何故記憶を失っているのにどうして文字は言葉、計算が分かるのだろか。もしそれ以外の記憶だけが消えているのなら都合が良すぎる)
そう考えてるうちに車はもう自宅についていた。
そして夜9時半・・
僕はベッドで眠りについた。また記憶の一つを思い出せるかもしれないと期待しながら・・
-・・・?
−またこの夢か・・
−今日もまた、なにか思い出せるのかな?
そのときまた目の前が光りだした。眩しい中、今度は声が聞こえてきた・・。なんだか聞き覚えある声だった・・
「何故・・記・・したんだ」
声がかすれてよく聞こえない・・
今日の夢はこれで終わった・・・・