第一章
前回のプロローグのあらすじ
カービィは、キービィが、引っ越すと知って、冒険旅を約束したのであった…
約束した次の日…
「今日から、キービィと冒険旅に行くんだ!」
カービィは、自慢するように言った。しかし、お父さんは、
「子供が冒険旅など、夢のまた夢だ!行くんじゃない!!」
と怒られてしまった。
(これじゃあ、キービィと冒険旅できないよ…)
カービィは、心の中で悲しんでいた。
キービィに会うと、
「おはよう!今日は冒険旅する日だよね!一緒に頑張ろう!」
とキービィが、元気に声をかけてきた。その一声で、カービィも一気に元気になった。
「うん!おはよう!」
カービィも返した。ただし、両方の親は、出来るのかな?と不安げな顔。そんな顔に答えて見せた。
「「絶対に、冒険旅を終わらせて、思い出を作るんだもん!」」
二人の声が重なった。カービィとキービィは、お互いを見あうと、にっこりした。カービィのお父さんは言った。
「本当にできるのかね。保険の補償は十分ではない。万が一、けがした場合は、知らんぞ!」
カービィは、もちろんそんなことも起こるであろうと思っているが、こう答えた。
「キービィがいるなら、大丈夫だよ!必ず、無事で帰ってくる!」
と元気よく答えた。カービィのお父さんも、
「約束だぞ!」
カービィは、言った。
「うん!絶対に約束だからね〜!」
キービィもうなずいた。さあ、これから、日常が大変になる、カービィたちの冒険の始まりなのである。…一時間後
カービィたちは、船で、島にやってきた。少し危険だと、噂されていたが、最近調査で、安心な島国だと判明したという。しかし、危険な人がいる可能性もあるので、十分警戒しながら、進んでいった。ある洞窟の中を探索していると、
「ガタン!」
「ドッカーン!」
爆弾の爆発とともに、煙が上がった。火災探知機も反応し、
「ジリリリリリ!今すぐ避難してください!今すぐ避難してください!」
来ていた人は、船に乗った。全員乗ったかと思われ、船は出発したのだが、
「え〜…」
カービィたちだけが、残された。さあ、この無人島で、本当に、カービィたちは、生き延びて、脱出できるのだろうか!