徒然なるままに統べるもの
とある日の夕方。ポップスターの、(某アニメではプププビレッジと呼ばれていた)城下町で一人の男が歩いていました。
彼の名は○○○○○○__って、何事!?(書いちゃだめでゲス!)
「おーい、エスカルゴーン」
「って、早速ぶち壊しじゃねぇかよ!?」
彼を呼んだのはDDDまたはデブペ__
「長いぞい」
【ピー】(放送禁止用語でゲス)に冷静に突っ込まれた!?くっ…コホン。彼を呼んだのは他でもなくデデデ大王でした。
「エスカルゴン、このわしになんて口のききかたをするぞい」
「はっ、私めとしたことが!い、いや、あれはこ、言葉のあやでゲス」
「ふん、まあいいぞい」
ほっ、とため息をつくエスカルゴン。しかし、キング・オブ・自己中のデデデは、
「エスカルゴン、あの忌々しいカービィを今日こそやっつけたいぞい。しかし、あのカスタマーの送りつけてきた糞魔獣共はどいつもこいつも使えんぞい」
エスカルゴン は み の きけん を さっち した !
「というわけでエスカルゴン。お前の腕を見込んで、なにかカービィをやっつけるものを作るぞい」
エスカルゴン は とうそう を はかった !
しかし
「まあ、そう照れるでないぞい」
つかまって しまった !
→にげる
にげられない !
「いやーんもう!!陛下のばか!デブ!悪魔!鬼!サディスト!」
「褒めても何も出ないぞい」
「馬鹿にしてんだよ!もう!」
「なぬ!それはいかんぞい!では、さっさと帰るぞい!」
「文脈繋がってねぇよ!」
抵抗むなしく、カタツムリはペンギンに引きづられていきました。
たすけてぇぇええ!!あとカタツムリっていうなぁあああ!!
その叫び声だけがあとに残ったのでした。
―☆―☆―☆―
(徹夜はしたくなかったでゲス)
五時間後、殻にガムテープを貼ったエスカルゴンは脱出を諦めました。あれから何回か脱出を試みたようです。何があったのでしょう。
〜一回目〜
エスカルゴンは研究室の窓からでて、外壁を伝って近くの自分の部屋の窓から中に入りました。しかし、なかでは…
「これは、なかなか高く売れそうぞい」
「アンタは人の部屋で何やってんだよ!?それは俺の宝石コレクションだろうがよ!!」
失敗。
〜二回目〜
窓を封じられたエスカルゴンは、部屋に備え付けてあったバーナーで壁を焼き切りました。しかし、となりの部屋は、
「ん!?エスカルゴン!見ちゃいや〜んぞい!」
「こっちから願い下げだ!」
浴室でした。
失敗。
〜三回目〜
ワドルディの見張りをつけられたエスカルゴンは、工具箱の中身をワドルディにもばれないように隠しました。
「ワドルディ、陛下に用があるので呼んできて欲しいでゲス」
「?分かりました」
ワドルディは部屋を出て行きました。しかし、そこはワドルディ。丁寧に鍵を閉めていきました。
(まあ、ここまでは予測どおりでゲス)
なんと、エスカルゴンには何かしらの作戦があるようです。
「呼んだかぞい?」
3Dがやってきました。
「実は陛下、工具箱の中が『空』っぽだったんでゲス。自分の部屋にあると思うんでゲスが…」
「わしはカービィをやっつけたいぞい、早く取ってくるぞい。……『空』?『から』といえば」
そう、あれです。
「お前のそれも『殻』かぞぉおい!!」
アニメ『星のカー○ィ』第88話、『はだかのエスカルゴン』に続く。
と、いうわけで全て失敗に終わりました。辺りはもう真っ暗で虫の音だけが響きます。
エスカルゴンはため息をつきながらも作業を続けています。
(でも、なんだかんだで楽しかったでゲスなぁ…)
作業の手を止め、眠そうに目をこすっていると、
「いびきは何でが行が合うぞい…」
直後にすごいいびきが聞こえてきました。エスカルゴンはあまりの怒りに目が覚めたようです。
(カービィには悪いでゲスが、八つ当たりでゲス!)
猛烈な勢いで作業を続けました。
そして、このあと、テポド__もといテッポウドーンが出来たのは、本当に、また別のお話。(詳しくはアニメ第13話を参照)