ダブルメタナイトは危険!?
「うぅ、何てことだ………デデデに命令される等と………」
「うるさい こっちはナルシストの塊と一緒にいるんだからな。少しは自重しろ」
「………」
コロメタはむすっとしたみたいだ。
「そろそろ見えてきたぞ………あ、あれだ」
「お?」
轟音の正体が目の前にある。不思議な形DESU。
「これは一体なんだ………?」
「ミーが開けてやる!どけ、別世界のミー!!」
(うるせっ………)
その時、ぷしゅーと音を立て、扉?が開いた。
「あ」
「り」
「ま?」
二人は変な声をあげる。意識した訳じゃあ…
「貴方達は誰?」
墜ちてきたのは宇宙ていだった様だ。それの主は緑の瞳を光らせて、二人のメタナイトに問う。
「なっ………このミーを知らないだと……!?」
「問題はそこじゃないだろ」
この言葉はナルシストであるコロメタには致命傷の様だ。そんな分身につっこむアニメタ。
しかし彼女を無視して勝手に話し始めた。
「フフ、よくぞ聞いてくれたな………ミーは『愛と正義の名にかけて!』のメタナイトだ〜〜〜!ちなみにカービィには勝った事がない!」ドヤァ
「そこ、威張るとこじゃないし………」
もはや疲れてきたメタナイト卿。
「ふーん、じゃあ貴方達が私達の探し求める人達ね………」
彼女は瞳を不気味に光らせた。
「ん?今なんかヤバイことになったのか?」
「いや、バリバリなってますけど!?お前が余計な事言うからあ!!」
「早速仲間割れかしら?」
そういって彼女は攻撃を仕掛けた。
「「!!!」」
二人は咄嗟に避ける。
「コイツ………」
「もしかしてとても強いミーに挑戦しに来たのか!?ははは、いいだろう。ミーが存分に戦ってやろう!!!!」
(ナルシストもここまで来れば病気だ………)
メタナイト卿の心のツッコミは誰にも聞こえなかった。
「マッハトルネイド!!」
「きゃああ!」
(こいつ………もしかして本当にとても強いのか………?)
メタナイト卿は勝てそうな気がしていた。
(なら私も負けてられない!)
アニメタは地を勢いよく蹴った。
そして敵に切りかかる。
「ギャラクシア・ダークネス!!!!」
マントで闇に包み込み、相手の視界を塞いで攻撃する、メタナイト専用の必殺技だ。
「ギャアアアアアアア!!!!!!!」
敵は、叫び声をあげ、何処かにワープした。
「あ、待て!」
「待て、ユー。迂闊に追い掛けると危ないぞ?」
「………。しかしそなた、あいつらを放っておく気か?」
「違うぞ、ユー。逆に様子を見るのだ。
ところでミー達はこれからどうするのだ?」
「考えてなかったな………。城には戻らない方が良いだろう。カービィ達に何かあっては困るからな」
二人が歩き出したその瞬間。
コツン
「?なんだこれは」
コロメタは何かに気づいた様子。
「あれ?これは一体………」
アニメタも首をかしげる。彼女も知らないという事は何か秘密がある様だ。
二人は仲良く口喧嘩をしながら歩いて行く。
近い未来に、二人のメタナイトが力を合わせる事になるとは、一体誰が予想しただろうか。
続く
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