第1話 登校の授業
ここは、あきれ返るほど平和なプププランド。
・・・の結構離れたところにあるヴェヴェヴェランド
・・・呼びにくいので通称「ベランド」と呼ばれる。
ここには、多くのカービィシリーズの敵キャラ(例外あり)が住んでいる。
そして、これは、この敵キャラたちがドタバタる実に奇妙(?)な話。
ガーーーーーーガーーーーーーーガーーーーーーー(ローラーシューズの音)
???「へぎゃああああああああああ!!!!!!!!
新学期そうそう遅刻するーーーーーー!!!!!!
ぶぎゃあああああああああああ!!!!!!!」
そう叫んで、手足の長い球体がローラーシューズで走っていた。
彼の名はペイントローラー。通称「ペイロー」
そう、彼は、ポップスター星立ファファファ学園
・・・やはり呼びにくいので通称「ハ学園」と呼ばれる。
略しすぎ?そんなことはない。
いや、あるかも。
んでもって、彼は今、8時30分を指した腕時計を身につけ、猛ダッシュしている。
ペイロー「おお!校門見えたっ!よっしゃ加速だぁぁぁぁ!!!!」
ザッ、ピューン、ドンッ☆
左から、踏み切る音、飛んでる最中の音、校舎に衝突する音である。
ペイロー「ぽへぇ〜。今『ドンッ』て聞こえた瞬間、『0%0%0%』の文字が見えたぁ〜」
見えません。一部の人にトラウマを想起させないでください。
するとそこに、ほうきを持ったおぢいさん(ブルームハッター)が現れ、彼に言いました。
ブルハタ「おや、ペイ君。今朝は早いのう。遅刻常習犯なのに。」
ペイロー「へ?今何時ですかブルームハッターさん。」
ブルハタ「まだ7時じゃが。」
ペイロー「はい?!じゃあ、この腕時計は!?」
ブルハタ「ほれ、針が止まっておる。これは故障しておる。」
ペイロー「んなああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」
少年の叫び声が校庭に虚しくこだました。
続く。