第2話 ネズミってド○え○んも嫌いだったよね
★キャラ紹介
フォル・・・「ヨビゴエ」の一人。
人間界からやってきたが、その事を知るのは四戦士とテレンスのみ。
本人も自覚はなく、記憶は消し去られている。
剣使いになるため、日々修行に励んでいる。
テレンス・・・「ヨビゴエ」の一人。
フォルとは幼なじみで、人間界からやってきた。
実は自分が元人間だということも覚えていて、タイミングを狙って教えようとしているが、うまくつたわらない。
魔法使いをめざし、日々賢者の元で修行を積んでいる。
アオイス・・・フォルの弟。
迷惑兄貴に振り回されるも、しっかりしている。
ニジ・・・四戦士の一人で、発明家。
この世界の電化製品はだいたいこの人が作っている。
テレンスに魔術を教える。なので賢者とも呼ばれる。
じっちゃんなのに元気。
グラ―・・・四戦士の一人。
昔はワルだったが、心を入れ替え剣術を極めた。
フォルに剣術を教える。
地味にニジの助手。
朝九時ごろ。
フォルは修行の真っ最中。
「はぁぁぁっ!」
勢いよく丸太に向かって突進!
剣を前に構えて・・・!
そして斬りかかろうと思ったその時。
「うわぁぁぁぁぁぁ!」
広場から叫び声が。
何事かと後ろを見ると・・・
なんて、言う前に丸太に顔がぶち当たった。
「漫画その2かよ・・・ってそうじゃなくて!」
後ろを見ると・・・大量の大ネズミが!
「・・・よーし。腕の見せ所だ!」
駆け出そうとした時、
「ちょっと、折角新聞届けに来たのに居なかったよ?今日集金日なのに」
腕を捕まれた。つかんだのは怒りモードのテレンス。
「今は集金とか言ってる場合かよ!」
「言ってる場合よ!おかげで今財布は空っぽ!」
そう言うが早いか、すぐになにかを唱え、杖を構えた。
「しょーがねーな、手伝ってやるか!」
その様子を陰で見ている者が二人。
「広場にネズミなんぞ放って良かったのですか?」
「まぁ・・・なんとかなるじゃろ。」
「成らねえから言ってんだよ!だいたい何であの二人に!」
「落ち着け。あの二人がニンゲンかどうか知りたいだけじゃ。」
「なんかサラッと伝説上の生物にたとえてますね・・・」
この二人は、大賢者ニジと勇者グラー。
フォルとテレンスに武術を教えているが、何の話をしているのだろうか・・・
二人はとても息が合っていた。
まるで生前から知り合いだったかのように。
Stay tuned for next time・・・