2日目前半
色々あった1日目を終え、2日目に入った。
昨日は全員すぐに寝たので朝には全員起きていた。
ミズクレ「さぁ、朝食食べるぞ!」
ロウ「ミズクレさんやたら元気ですね」
ミズクレ「そりゃあ今日は温泉に入れるもの!」
黒莨「じゃあミズクレさんは女性と一緒に入ってください」
エイセ「じゃあお前も入れよ」
黒莨「断る」
ミズクレ「こっちも断る。てか、んなことしねぇし!」
クロクレ「いつも家族で入ってるだろ」
ミズクレ「入ってることには入ってるけどさ、今回は他人さんもいるじゃん」
シロカ「入ってきたら速攻でぶっとばしますので」
みど「じゃあ私はスパナを…」
ミズクレ「ひえぇ… 入らないって…」
ミラ「ミズクレさんはそんなことしないと私は信じてますよ」
ミズクレ「ミラさん…」
クロクレ「どうだ、少しは慣れたか?」
リカ「少しは…」
クロクレ「それはよかった」
一向は昨日の大食堂へ移動した。
朝食も昨日と変わらず豪勢だった。
今日はほとんどの人が和食をたべていた。
1人だけたこ焼きをひたすら食べていたが。
クベル「おとーさん」
ミズクレ「ん?」
クベル「温泉までどれくらいかかるの?」
クレラ「あ、それあたしも聞きたかった!」
ミズクレ「えーと… 大体5時間ぐらいかな?」
みど「5時間ですと…」
黒莨「5時間か、ちっ、お供呼んでこればよかった」
ロウ「歩く以外の方法ってないんですか?」
ミズクレ「地形的に難しいかなー…」
シロカ「じゃあもし途中で倒れたら?」
ミズクレ「クロクレとリカさんが治療してくれるから大丈夫」
リカ「私できるかな…」
クロクレ「できるできる。自分の腕信じろって!」
エイセ「じゃあ困ったら工場長の頭の上に乗るわ」
黒莨「おいふざけんな」
エイセ「ふざけてない。割とガチだ」
黒莨「おい」
午前十時。ホテルをチェックアウトして、コレカラスターの秘湯を目指して歩いた。
が、そのとき密かについてくるのが3名ほど…
このとき、まだ11人は気づいてなかった。
さて、歩いてから1時間が経過した。
今日は他の日と比べればまだ涼しいが、それでも30℃は超えている。
ロウ「あぢぃ…」
シロカ「すごいあついですね…」
クロクレ「ミズクレ、近くに水ないの?」
ミズクレ「んー… あるにはあるっぽい」
クロクレ「じゃあいこうぜ、のども乾いたし、魔力ももたんからな…」
みど「そういえば、クロクレさんとリカさんのまわり涼しいですな」
クロクレ「ああ、常に弱い氷魔法出してたからな」
リカ「クレラちゃんやクベル君が倒れるといけないからって、クロクレさんがおっしゃってたので…」
みど「なるほど…」
エイセ「川はいりてぇ」
黒莨「お前は入ったら壊れるだろ」
エイセ「あ」
ミズクレ「そういえばミラさんも氷魔法出せるんでしたっけ?」
ミラ「あ、出せますよ」
ミズクレ「じゃあ川で休んだあとお願い!」
そして30分歩いてようやく川が見えてきた。
クレラ&クベル「わーい!」
ミラ「すっかり川遊びを楽しんでますね」
ミズクレ「だな〜、昔の自分もあんな感じで遊んでたな〜」
シロカ「おっ、ロウさん気がききますね!」
ロウ「昨日抹茶が少し売ってたので買ったんですよ」
シロカ「おぉ!」
クロクレ「ふいー…」
リカ「クロクレさん大丈夫ですか…?」
クロクレ「まぁね、とりあえずこれで向こうにつくまで切れることはないかな」
エイセ「お、また釣れた」
みど「私もつれましたです〜」
エイセ「おい、お前はまだ釣れないのか」
黒莨「だまれ、俺も本気を出せば… あ、なんかつったわ」
エイセ「」
みど「魚…じゃなさそうですね」
黒莨「何かは分からないけどとりあえず回収しておこう」
約30分の休憩し、再び歩き始めた。
途中でヤリコなどの敵が出てきたが、11人の前では空気でしかなかった
…と思っていたのだが
ミズクレ「おいおい、囲むってめんどくさいな…」
クロクレ「魔力の無駄になるなこりゃあ…」
ロウ「ちゃっちゃと倒しますか」
黒莨「だな」
エイセ「さっさといこう」
剣、魔法、銃、鎌、レーザーを構えたとき、5人は一気に片付けた。
その間わずか4秒。
ミズクレ「へっ、余裕だ」
ロウ「息ぴったしの完璧なチームワーク!」
シロカ「ん、まだいるっぽいですよ」
ミズクレ「だな、こっちも聞こえる」
そのときいきなりハンマーが飛んできた
リカ「ひええ…」
クロクレ「おうらぁ!」
十字架で飛ばしたハンマーは飛んできた方向に向かって飛んでいった
クロクレ「大丈夫ですかリカさん」
リカ「は…はい… すごくこわかったです…」
クロクレ「心配するな、守って見せる」
ミズクレ「かっこいいこというなお前」
クロクレ「夫としての当然の義務だろ」
ミズクレ「まぁな」
みど「あ、あそこに誰かいますよ!」
黒莨「ほんとだ、見えるな」
みど「ってあれって…」
シロカ「あら〜」
クレラ「どこかでみたことがある気がする…」
クベル「僕も…」
向こうから出てきた人、それはデデデであった。
デデデ「頭にたんこぶができたZOY!」
ミズクレ「んなことしらねぇよ」
ミラ「クロクレさんが跳ね返してなかったらリカさんが当たるところだったんですよ?」
デデデ「人のことはしらないZOY!覚悟するZOY!」
その瞬間、11人に怒りが芽生えた。
それぞれ武器や魔法の準備をした。
11人「全力結界-乱舞締緩銀河流星強雷斬烈弾!」
デデデはあっという間に飛んでいった
ミズクレ「11人のコンビネーションばっちりだったな…!」
ミラ「私もびっくりしました」
リカ「大丈夫かな…」
クロクレ「デデデのことだ、問題ないさ」
黒莨「てか名前ながくね?」
エイセ「いいじゃないの」
みど「あの技かっこよかった…」
シロカ「私もそう思いましたね、またいつかやってみたいです」
ロウ「次はいつになるのかな…」
そして2度目の休憩をはさんでから2時間40分
ミラ「ついに見えてきましたね」
ミズクレ「やっと見えてきたか… とりあえず子供たちも寝ちゃってるし、ヨガンホテルで休憩してから温泉タイムとしようか」
一五時。ひとまずホテルで三時間ほど休むことにした
疲れて寝る人もいれば、寝てる人にいたずらする人もいれば
外で元気に戦闘する人もいれば、世間話をしてる人もいて、人それぞれの時間を過ごしていた。
黒莨「Zzz…」
エイセ「よし、これで完璧」
クロクレ「Zzz…」
クベル「Zzz…」
ミラ「今日は疲れましたね…」
みど「ですなぁ…」
クレラ「Zzz…」
リカ「Zzz…」
ミラ「クレラもリカさんもよほど疲れたみたいですね」
シロカ「私もけっこう疲れましたね… 外ではしゃいでる人は疲れ知らずですね」
ミラ「元気な証拠ですね。ただ戦闘は…」
みど「戦闘は禁止にしてたんでしたっけ?」
ミラ「私は平和が好きなので。なのでやめるように言っておきますか」
シロカ「どうやって止めるんですか?」
ミラ「簡単ですよ」
そういうとミラさんは窓を開けて
ミラ「ミズクレさん〜」
ミズクレ「あ…すいません、すぐに部屋に戻ります!」
シロカ「ロウさんも早く戻って休んでくださいね〜」
ロウ「は〜い」
みど「ミラさんとシロカさんの言葉の威力…」
ミズクレ「超涼しい!」
ロウ「運動したあとの涼しさはいいですね!」
エイセ「お、おかえり」
ロウ「シロカさんに言われたのでもどってきました」
エイセ「なるほど」
ミズクレ「うはっ、黒さんの顔おもしれぇ」
エイセ「寝てたからちょっとあそぼかなーって」
クベル「んー…」
ミズクレ「お、クベル起きたか」
クベル「あ、おとーさん…」
クロクレ「あー、よくねた」
黒莨「結構快適だったわー」
クベル「黒さんになにか書いてあるよ?」
黒莨「うそ、まじで!?」
黒さんは急いで鏡をのぞいた
黒莨「おい誰だ」
ミズクレ「こっちはロウさんと戦闘してた」
ロウさん「同じくミズクレさんと」
クロクレ「こっちはクベル君と寝てた」
エイセ「こっちは落書きして遊んでた」
黒莨「ほう、エイセお前か」
一八時。部屋を出た一一人は温泉へと向かった。
後半へと続く…