あしかのらいぶらりぃ
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執筆者: ルナ/投稿日時: 2013/04/14(日) 11:40:42
投稿者コメント:
今回はやたらと長いです。
そしてもう色々ふざけましたww途中でKY発言とかしてます。
最初の文章はあんま関係ないです((ぇ
カレノアが出てきた瞬間Uターンとか止めて下さい(ぇ
大丈夫です、あんまでてきませんから!!((
そしてシードが王女様口調で喋ってますが、これが本来のシードです。
…あぁ疲れた(何

ではでは、戦争のお話、お付き合い下さいー!!
旧コドルル:コドルル戦争
少女はただ、強くなりたいだけだった。

ーーーーーコドルル戦争ーーーーー
旧コドルルが、アッサントゥーレに滅ぼされる前の、まだ栄えていた時代のお話。
少女はこの国に住んでいた。名を、「カレノア」と言っただろうか。
表情豊かで、穏やかな性格の少女だったが、友達は一人も居なかった。
まるで国の人を避けるかのように人々とは離れた場所に家を持ち、
まるで一人で居たいとでも言うように毎日コドルル神殿にお祈りをしにいっていたからだ。
でも、少女はそれでいいと思っていた。
友達のいない独りぼっちでも、自分が弱くても、自由に出来れば、平和ならそれでいいと、
ずっと、ずっとそう思っていた。

あ の 日 ま で は 。
少女が50年間持ち続けた思いが、あの日を境に全て変わった。
あの日は…そう、アッサントゥーレ襲撃の日。

国の人は皆油断していた。アッサントゥーレ軍が来ることを知りながら。
何故なら、コドルルと他国を分けるようにして生える、
あの一歩入ったら二度と戻れない死の森を越える事は不可能と考えていたからだ。
だから、国の人は戦闘準備もせず、酒を飲んだり、
食べ物をつまんだりして、今日と言う日を凄く楽しもうとしていた。

だが、少女は違った。少女だけは神殿に潜り込み、
ただひたすら助けて下さいと、この国を軍から守って下さいと、
祈っていた。

ーーーーー迷う軍隊ーーーーー
コドルルの人々が遊んでいる中、アッサントゥーレの王女であり、
軍の隊長であるシードは、軍を連れて死の森を歩いていた。
「王女様…この森を抜け出す方法、分かったんですか?
もう何時間も歩いて…疲れt「黙りなさい、この雑魚が。」
不満の声を漏らす一人の兵士に、シードの鋭い一言が突き刺さる。
「でも、王女様。今、1つ分かった事があるのでしょう?」
シャールルがシードと兵士達に聞こえるよう、大きな声で話す。
「ええ、1つだけ、ね!」自信ありげにシードが言葉を返す。
その答えと表情から、兵士達はシードに期待の目を向ける。
「1つ分かった事、それは…!…えーっと…、あ、そうそう、
迷った言うこt「おい!!(兵士一同)」
ドヤ顔をキメつつ堂々と迷った、と言うシードに、皆絶望した。
この王女、本当に駄目だ。期待なんてするんじゃなかった、と。
「おお、良く言えました、王女様…!!…呆れた。」
シャールルも溜め息を付いた。
「…!い、いやちょっと待って!まだ完全に迷った訳では無いわ!!
ほら、あそこに出口が…!」
シードが前に向かって指を指す。
皆はサッと絶望から立ち直り、シードが指す方向を向いた。

こ い つ は 馬 鹿 か 。
その方向を見た瞬間、皆シードに対してそう思った。
また、希望を与えて奪うなんて…。兵士達は早急よりも絶望し、地面に座り込んだ。
そう、シードの指を指す方向には何も無かったのだ。
ただ、草木が生い茂るだけだった。
「王女様、嘘を付いてはいけませんよね?」シャールルが悪魔スマイルをキメる。
「…わ、悪かったわね…。で、でも!あと1つ解決策が…!!」
謝りながら解決策だの何だの言うシードに、
もう誰も耳を傾けようとは思わなかった。
「…………………………」沈黙が暫く続く。
「…シャールル、ここで兵士達を見ていて頂戴…。」
シードは誰にも聞こえないくらいの小さな声で呟き、
森の奥へこっそりと一人消えていった。

ーーーーー呪われる王女ーーーーー
兵士達やシャールルを置いて、シードは何をする気なのだろうか?
「…此処なら、誰も居ないわね…。」
確認するまでもなく、居る筈が無い。
死の森に入る馬鹿などお前等しか居ないのだから。軍は置いてきているし。
そしてシードは、自分の武器である剣を取り出した。
「炎魔法、火炎の灯火!」
シードは魔法で刃先に巨大な炎をつけ、それをあちこちの木に移し始めた。
分かりにくいが、シードは森を燃やそうとしていた。
シードは知っていた。この森を燃やせば、コドルルや他国へ行ける事を。
同時に、この森に火を点けたら、点けた人物が呪われる事も。

火はあっと言う間に森全体に広がって行った。
シードは軍の所へ戻り、皆に呼び掛けた。
「皆の者!良く聞けーっ!!コドルルへの道は開かれた!
今から10分以内に、この森を抜けてコドルルへ向かうぞーっ!」
皆、王女の方を向いた。
そして、森が焼き尽くされて、コドルルの国が見えた。
「はい!!」王女を先頭に、急いで軍は森を抜けた。
「ふふっ…やったな。後は、後はコドルルを…「お、王女様…?」
「な、何だ…?」シャールルが話しかけてくる。
「あの、口調が変わってますし、それに…。」
「何だシャールル、早く言え。それに…?」
気付いただろうか。本来の王女らしい口調は何処にもない。
「か、体の左半身に、黒い模様が…。」
あぁ本当だ。左半身に、不気味な黒い模様が出来ている。
これが…これが、呪いの模様。そして、口調が変わったのも呪いのせい。
だが、呪いはこんなものでは無かった。
この時、目は何時もの穏やかさを無くし、
釣り上がった赤くとても鋭い目になっていた。
そして、表情は一切奪われ、性格も荒くなっていたのだ。
「王女様wwwメイクでもしたんですかww怖wwwww「黙……れっ!」
シードを馬鹿にした一人の兵士が、一瞬にしてバッサリと斬られた。
…また、暫くの沈黙が続いた。
「お前等も、逆らったらこうなること覚えとけよ…?」
皆は黙ったままだった。
今までの「明るく優しい、皆のアイドル!シード王女!」
は何処にも無く、
「世界のあらゆる者から嫌われる王女らしくない、鋭く冷たい
逆らう奴は殺す」王女が、この時出来てしまった。
「王女様、一体何があったのです!?どうして、こんな…。」
シードはシャールルに全てを話した。
そして、一通り話し終えるとコドルルへと向かった。

ーーーーーコドルル壊滅ーーーーー
少女は、祈るのを止めた。少女には千里眼が使えたので、
それで一度、国の様子を確認しようと思ったのだ。
国は、戦火に包まれていた。アッサントゥーレ軍が次々と
家を壊して、人を殺していくのが見える。
「何故…!?ずっと、祈っていたのに…もう、この国は終わりなの…?」
直に、軍はこちらにも向かってくるだろう。生き残りの私を殺しに…。
少女は、再び祈り始めた。
私だけでも助けて下さいと、今までに無いくらい、必死に。
『ごめんなさいね、今更…。その願い、叶えましょう。』
そう、声が聞こえたかと思うと、白い光が少女を包み込んだ。
そして、少女の姿を消した。
それから少しして、シードが一人で来た。「誰もいないな…?」
そう呟き、シードは神殿を出ていった。
軍は帰って行った。その時、少女を包んでいた光が消え、
少女が姿を表した。女神様は、必死の祈りに答えて少女を救ったのだ。
「ありがとう、女神様…!!」これが、少女の最後の笑顔だった。

ーーーーー復讐の始まりーーーーー
「な、何これ…酷い、酷すぎるよ…!」
少女が目にした光景は、無惨に斬り刻まれ、バラバラになって
大量の血を流した国民達の姿。地面に真っ赤な絨毯がしかれてるかの様だ。
家々は崩壊し、元の形は想像出来ないほどになっている。

もし、自分が強かったら。
祈らずに戦って、もう少し多くの国民を助けられたかもしれない。
自分だけは、油断していなかったのだから。
「強く…、強く、なりたい!アッサントゥーレにはもう二度と、
こんなことは絶対にさせない!今度は、私が殺す番よ…!」
少女は、その恨みの気持ちから人生が悪い方向へと変わって行った。
殺人鬼カレノアは、この時に出来たのだ。
カレノアの復讐劇は、ここから始まったのだった…。
           (End)

【おまけ】
カレノア(以下カ)「今回はちょっと長かったわね…。しかも、私の過去。」
ルナ本体(以下ル)「いや、カレノアの過去って色々あるんだよ!!
昔は明るい穏やかな性格だったけど、コドルル戦争で
無口、無表情、信頼しない、冷たい人になっちゃってww」
カ「で、殺人の道に入ってしまった私は、
初めは快感を覚え、次々と殺していき、
一夜にして1つの地区(町をもっと細かく分けた地域)を静かに壊滅させる、
必要以上の力を手に入れてしまった。」
ル「何かファン少なかったけど居たって聞いたことあるww
で、アッサントゥーレの地区を50ぐらい潰した時に、」
カ「殺していくのは間違いだ、と気付き罪悪感を初めて覚えた。」
ル「そして殺人をやめて自らの手で武器を封印して、
殺人、戦闘、魔法は一切しないと自分の中で誓った。」
カ「それでも、純粋な昔の自分は戻らず、さらには武器がなくても
素で頑張れば貴方なんて簡単に殺せる力があった。」
ル「(怖い…)カレノアは何をしても完璧だけど、
その能力は普段使わないから実際は平均的に振る舞ってるんだよね!
あー長い。カレノアの説明だけで小説1つくらいできそうwwやる気ないけど。」
ノスア(以下ノ)「でも、今のカレノア様には信頼出来る人居ますよね!」
ラン(以下ラ)「えぇ、私も会わせて二人くらい。」
リン(以下リ)「ちょっ!私を忘れるなぁ!!」
カ「そうねぇ、ノスアとランの二人ねぇ。」
リ「酷い…。カレノアは真顔で言うから本当に聞こえる…。」
カ「嘘よ。ちゃんとリンも居るわ。三人よ三人。」
ル「えーっと、じゃあここらで終わりにしようか!
ル・カ・ノ・ラ・リ「読んで頂き、ありがとうございました!」
         (今度こそ終わり)

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