1日目前半:やってきたぜ!ナンゴク島!
「おぉ!見えてきたぞぉ!」
カービィが展望デッキで叫んだ。
「ホントだ!スゲェ!」
ワドルティとワドルドゥが展望デッキに駆け足で上ってきた。カービィは二人に押され海に落ちそうになった。
「なにをするのかね!まったく」
と言ってカービィは二人を押し返した。
「二人とも朝から元気だなぁ・・。僕は船酔いでもうくらくらだよ・・・」
ブロントバードが眠たそうな顔をしてでてきた。
「アタリマエじゃん!今日は3泊4日のナンゴク旅行!ブルームハッターのおかげだよ!」
ワドルティが嬉しそうな顔で言う。
3日前、面白半分でブルームハッターがくじに挑戦した結果、偶然沖縄旅行があたってしまったのだ。
「皆から尊敬されちゃって、ちょっと照れるなぁ」
ブルームハッターが頭をかきながら言った。
「偉そうなヅラこきやがって!偉そうにしやがって!」とカービィが陰口を言った。
「まぁそういじけなくても・・」
ワドルドゥがカービィをフォローする。
船が港に到着した。
「いぇーい!!」
カービィは船が港についたとたん、デッキから港に飛び降りた。もちろん足をケガした。
「初日からケガすんなよ・・」
ワドルティがそう言いながら船から出てきた。
ワドルティに続きワドルドゥ達もでてきた。
「それではよい旅行を!」
船乗りはそういってナンゴク島を後にした。
こうしてカービィ達の大冒険が今、幕を開けたのであった。