ニノの過去〜追憶編〜
「母上達がそんな事を…!?」
「どう思う?」
ジウァが聞いてくる。
「…許せない」
「だろ?」
______意味のない沈黙が訪れる。
たっぷり悩んでニノは、
「決めた…貴方達の仲間になる!」
遂に、ニノは犯罪に手を伸ばした。
「じゃ、まずお前のやる事はなぁ…」
二人が簡単な説明をしてくれる。
「大抵の事は判ったわ」
ニノはそう残して自分の家に帰った。
奴等の基地とニノの豪邸は徒歩5分の距離。ニノが帰ると、まだ両親は帰宅していない。
(良かった良かった…どう言い訳すればいいのか)
そんなこんなで後時間後______
「ふ〜」
ニノは自室のソファに倒れ混む。
すると、電話が激しく鳴った。
「(誰よ、こんな時間に…)はい、もしもし……」
『あ、ニノか?』
聞き覚えのある声。
「エリム?」
『あぁ?ニノ、親分がお前に会いたいと言ってるぞ?』
「親分?」
ニノが問うと、
『あ、BOSSといった所だな。』
「そんな上の人が?私を?」
『とにかく、明日基地でな。ちゃんとした服装で来いよ?』
「ん、判った。」
どちらともなく電話を切るとニノは、
(BOSSか…何でだろ?なんか失敗しちゃったのかな…?)
不安が頭をよぎるが疲れがどっと出てきたからか、そのまま眠ってしまった。