あしかのらいぶらりぃ
はじめにお読み下さいこの小説を修正する最近のコメント・評価キーワード検索
設定メインページに戻るサイトトップに戻る
大 中 小
執筆者: メタ/投稿日時: 2017/09/23(土) 17:36:19
投稿者コメント:
(投稿者コメントはありません)
ケラケラと笑う道化魔獣
暗黒の宇宙に浮かぶ要塞。
奥の部屋には漆黒の宇宙が広がり、持ち主の目の前にはチェス板の様なモノがある。
彼はチェスの駒を動かす。
その要塞の主は溜め息をついた。


「はぁ………」


どうしてこうなったんだろう。

              オリジナル
私は一番最初の球体(?)魔獣を原型として
ティンクル・ポポ、すなわちポポポを創った。しかし、他の者がコピーしてしまう事を恐れ、ティンクル・ポポを逃がし、いや、消した。その彼女をモデルに、
オールド、ドラガ、ギャラクティカ、パルシ、ノシルテ(現在のオーサー卿、パラガート卿、ギャラクティックナイト、パルシパル卿、ノイスラート卿)の五人を創った。ギャラクティックナイトを始め、昔の人物がモデルではある。
最もギャラクティックナイトは生きていた彼を生まれ変わらせた。どうして彼らは反乱を起こしたのか。彼は必死に理由を探す。
すぐに闘わせたからか。
そして今度はメタナイトを生み出した。彼女だけは同じ目に会わせまいと時間をかけて成長させた。
だが、あの忌まわしいギャラクティックナイト達が彼女を改心させてしまった。
やっと成長したと思ったカービィさえ、改心した彼女のせいで星の戦士になってしまった。もうあの二人の感情を奪い盗ろうか。いや、それではメタナイトのあの声が聴こえないではないか。
そうだ、洗脳すれば良いのだ。考えがやっとまとまった。
要塞の主_____ナイトメアは口を歪ませた。

「社長、ヒッティーが戻ってきた様です」
部下のカスタマーサービスが報告した。
「そうか」
もう何万年ぶりだろうか。彼女の顔を近くでよく見るのは。
要塞には、ナイトメアの笑い声が響いていた。




…………………………………………………………




デデデ城大広間_____


「離せぇっ!!」
あろうことか捕まってしまったメタナイト卿が叫ぶ。その首をヒッティーが縛っている。
メタナイト卿にエスカルゴンは冷たく言い放った。
「無理でゲスよ」
「お前は今から忠実な下僕になるのだゾイ!!」
「ひっ………」
「ヒッティーよ、抵抗したらどうなるか思い知らせるでゲスよ!」
エスカルゴンはヒッティーに命じた。
「ヒッティー!!」
ヒッティーは鞭を引っ張り、首を絞めようとする。
「あああああっっ!!」
メタナイト卿は苦しそうに喘ぐ。
「おねがっ  します  助けてぇ………」
メタナイト卿が苦しむ様子が面白いのかデデデは笑っている。
そうそう、奴に知らせなくては。

「カスタマーを呼び出すゾイ!!」
玉座にあるボタンを操作し、画面を出現させた。
モニターにカスタマーサービスの顔がアップで映された。
「おやおや陛下、どうしましたか?」
いつもの様にカスタマーサービスはデデデに問い掛ける。
「メタナイトを捕まえたゾイ、早く仕立てあげるゾイ」
「分かりました、しかし一ヶ月いえ、一週間掛かりますがよろしいでしょうか?」
「でき次第早く寄越すゾイ!!」
「了解しました」
カスタマーサービスは素早くパネルを操作した。


「ヒッティー!!」
「うぐぅ………」


魔獣は戦士を引きずり、デリバリーシステムに飛び乗った。バチバチと音を立て、二人は送られていく。


二人が居なくなった後。

「ああ、楽しみだゾイ!」
「………………………」
本当にこれで良かったのだろうか?とエスカルゴンの心の中が不安と恐怖で満たされる。
「エスカルゴン?」
「………」
デデデが話し掛けるがエスカルゴンは返事をしない。
「エスカルゴン!聞いているのか!!!」
「え、ああはい聞いてますよ、聞いてますがどうかしたんでゲスか!?」
「お、おう………」
デデデはエスカルゴンの調子に少々驚いた様だ。

「メタナイトがやっとワシの言うことを聞くようになる。こんな嬉しい事はないゾイっ!」
「そうでゲスね」
「どうしたゾイ?元気ないのかゾイ?」
デデデの言葉にエスカルゴンは慌てて首を振る。
「元気でゲスよ!もちろん!」
「?そうか………」


でも私はこの頭が悪い陛下に一生仕えるというのだからしょうがない。エスカルゴンの溜め息は誰にも聞こえなかった。



…………………………………………………………



やっとだ、やっと戻ってくる。愛しい我が娘が。彼女はなんて言うだろうか?すぐに帰せと騒ぐだろうか?それともこの要塞を懐かしむだろうか?
でもそれはどうでも良い事だ。
可愛い可愛いメタ・ナイトメアが帰ってくるのだから。

部屋の外が騒がしくなってきた。どうやらヒッティーが戻ってきた様だ。彼は部屋を後にした。

可愛い我が子に会うために。



                    続く


〜〜あとがきという名の補足〜〜〜〜

ナイトメアにとってメタナイトは一番大事です。
ナイトメアの生み出した魔獣の一部は名前に
「ナイトメア」の姓がついています。
メタナイト以外には、オールド、ドラガ、ギャラクティカ、パルシ、ノシルテ(現在のオーサー、パラガート、ギャラクティックナイト、パルシパル、ノイスラート)がいます。

ゴチャゴチャしていてごめんなさい。
                      ..

この作品についてのコメント/評価 (1)
 前の話へ  次の話へ 
(c) 2010, CGI Script by Karakara