ノート15紅く染まる
それから三人は、シルバの代わりに仕事をしている。
「ふ〜、洗濯物多いね」
「ま、四人いるし!」
キャメルの言葉に、レイが頷く。一方、エガは、
「この家は広くて掃除終らない……」
部屋の掃除をしていた。
シルバは、いい寝床も用意してくれたし、一日三食、必ず与えてくれる。
ある日。
「あのね、三人は、学校、行ってみたくない?」
と、シルバが話し掛けてきた。
「学校?」
「そこでは、魔術や、戦術を習うんですよ」
キャメルの疑問に、エガが簡単に説明した。
「結構面白そう。行きたい!」
「僕も!」
子供達三人は、はしゃぐ。
その三人を横目に、シルバは頷いた。
それから、三人は、荷物を纏め、制服や教科書、筆記用具を用意してもらった。
「シルバさん、有難う御座いました。」
「お世話になりました。」
など、各々、シルバに礼を言う。
「へー、駅って広いね」
「二人とも、学園行きは、こっちのホームです」
駅で待っていると、電車が、ホームに滑り込む。降りる人がいなくなると、レイ達は、電車に乗り込む。
「こういうとこって全然来ないから、楽しいよね」
「うん!」
初めての電車に、三人は興奮ぎみだ。
もうどれ程乗っているか。三人とも疲れて眠り始めた。
{間もなく〜魔法学園〜×2〜}
このアナウンスは、ふざけている。
「この駅です。」
エガを先頭に、ホームに立つ。
色々見回って、食料と言う名のお菓子を買った。
「キャメルさんは何買いました?」
「ぷ●ちょ。」
「これ、モザイクかけますか?」
など、メタい発言が多い。
その後、バスを乗り継ぎ、魔法学園についた。