第14話 カービィがT○Sになりました
前回、デデテが偽者を倒すことができた。そして、またどこかへと繋がる異空間が現れる。カービィ達はその中に突入することとなった。
*
「ここ…は……」
どこを見てる周りは闇のように暗い。そこで、待ちかねていたのは………
「久しぶりだな」
「「…!! ナイトメア!!!」」
待ちかねていたのは、あの“顎”野郎のナイトメアだった。
「うわーアゴ、アゴ! アゴ!」
「アゴアゴ言うな! 私は、カービィとメタナイトという失敗作を産んだ者だぞ」
「「「え」」」
「メタナイト様は家族が産んだがどうこうって………!!」
「あー、ゼウスの話のことか。あいつが嘘をついたのだ」
「ファッ!?」
バンワド、デデデ、シャドーがはカービィとメタナイトの産みの親がナイトメアだということを知って何も言い出せなくなった。しかも、ゼウスが教えてくれたあの過去が嘘だったということを気にしてしまうバンワド、ギャラ曰く「あのじじいは嘘をつくのが大好きな腐った奴だ」とのこと。
「じ、じじい…って罰当たりますよ;」
「普通に慣れた」
「知 っ て た」
「私はあのナイトメアによって生まれたが、私は私という忠誠が不要とし、捨てたのだ。そして、私は父と母に拾われ、また捨てられと続け、兄さんと出会い、今ここにいるのだ」
「ボクは、『こんなクソじじいとやってらんない!』って思って逃げてきたんだよ。ワープスターと一緒に」
「まさか、そんな裏話が………」
「「まぁ、どうでもいいけど/いいが」」
全力で産みの親を裏切る2人だった。それどころか、目障りと思い、カービィとメタナイトは全力で殺ろうと思っていた。
「というか、産むのってふつう…母だよね? もしかして、ナイトメアって…おk「それ以上言ったらアウトです!」んんひひひ!(苦しい!)」
シャドーが本音を吐き出そうとしたとき、バンワドがシャドーの口を塞いだ。
「ひとまず、2人に殺って貰うゾイ!」
「ひとまず、それでいいだろう」
結局、今回は2人に任せることにした。
「カービィ全力で殺るぞ!」
「よぉーし!」
メタナイトはギャラクシアを構え、カービィはワープスターを吸い込む。
「え、ワープスターを!? それできるんならボクもしたい…」
「「「言ってる場合か!(ゾイ!)」」」
「くっ…ギャラクシアにスターロッドか………。これは流石に不利だな…;」
「行くぞ、ナイトメア!【ギャラクシアダークネス】ッ!!!」
メタナイトのマントで視界がだんだん暗くなり、そして闇の中でナイトメアを斬り裂く。
「ぐうっ…!!」
「カービィ、トドメだ。殺ってこい!」
メタナイトがカービィにトドメを任せた。
「行くぞナイトメア!」
「くっ……………………」
「くらえ!【ミリオンスライスープロケット逆風の熱線放射電束ミサイルプラズマ幻魔雑霊爆砕金剛跳弾神速ダーク電磁放射電撃曲射陽子ロケット落雷ジャイアントロコ集中稲雷グリフィスローリン三濁流清流タイガー短動スカイライジングロザリオ塔三龍羅利十字散水】!!!!!!」
「略して【剣】!!!!」
「ぐああああああぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!!!」ピチュ-ン
見事にカービィの40連発でナイトメアは消滅した。
「カービィがT○Sになっちゃいました…;」
「T○S? もしかして、○BS?」
「違いますよ! 全てコンピューターでやる奴です! 乱数調整とか(ry」
「確かに○ASだったな…」
カービィは「終わったんだしいいよ」と呑気に言う。すると、また偽者デデデを倒したときと同じように、異空間への道が現れる。
「カービィ、次は誰が来ると思うか?」
「うーんと…確か……『メカデデデ』かな?」
「和紙ZOY!?」