「コピー能力！ ソード！！」

カービィは近くにあったソードを吸い込みソードカービィに変身した。

(剣同士で戦うのか……これは、私も参戦したいとこだが……体がもたない…)
(今のカービィにとっては不利…それに比べてダークメタナイトは、普通にピンピンしている……。きっと復讐するために、私の精神にいたのかもしれないな…)

メタナイトのカンは鋭くまるで未来予知をしていた。

メタナイトがそう思っている中、不吉な予感がしていた。何故かというと、メタナイトの体が“金縛り”のように動けない状態になっていた…。

「か、体が…！！」

「メタッ！」

「カービィ！ もう1人の私に勝ってくれ！ あいつは、どんな手を使っても、私の意識を消そうとしているんだ！」

「な、なんだってー！？」

カービィは空腹や戦いより、メタナイトの話に集中していた。これだと、ダークメタナイトに隙を取られそうだが、そうでもなかった。それどころか、いきなり笑い始めた。

「何がおかしいの！？」
「気付かないのか？もう、手遅れだと……………いうことをなッ！！！！！」
「っ！！」

ダークメタナイトはメタナイト目掛けてメタクイックを発動する。いや、それどころかいつの間にかメタナイトのとこに来ていた。金縛り状態のメタナイトには何もできない…………しかも、カービィがダッシュでかばおうとすると、ギリギリ当たるか当たらないかくらいだ。カービィはその覚悟を踏まえてダッシュでメタナイトのとこに駆けつけかばった…。

「危なーいっ！！！！！」

グサッ…！

「…！カービィ……！！！」

「メ……タ……良かった……」ﾄﾞｻﾘ
「フッ……」






「……………！！」

メタナイトの目の前には…マキシマムトマトを潰したような赤いのが見える…。あれは、カービィがダークメタナイトのメタクイックからの強力なソードビームを受けてできた傷から出血をしていた。出血の量、的に『致命傷』を負ったくらいの出血量だった。

ﾄﾞｸﾝ…ﾄﾞｸﾝ………!!

「…………！！ あぁっ…ああ………」

メタナイトの心臓の鼓動が激しくなっていた。あの、カービィが負けるなんてめったにないことであった。カービィが勝てなかったのなら自分でも勝てないと思うメタナイトは、恐怖に怯えていた…。

「うぅ…っ………！！」

彼は仮面の下で瞳を瞑り、現実をそらしていた。だが、彼が何をしたとしても何も変わりはしなかった…。