あしかのらいぶらりぃ
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執筆者: カビリン・リレーメンバー/投稿日時: 2015/07/10(金) 02:23:27
投稿者コメント:
ついに来てしまったか……
戦闘シーン避けてたんですけどね…(;´・ω・)

あと前回の私の担当回でカビリンさんのキャラ
あんまり出してなくてすみませんんんん!!
悪気はないんです!

戦闘シーン書いたことないのでいろいろ
矛盾があります。
あと信じられないぐらい長いです。

ご了承ください。m(__)m
美中有棘
六花「おもしろいじゃない」

一呼吸置き、構える。

ヤン「なんや嬢ちゃん、1人でワイに挑む気か?
 後で泣き言言うても知らんで?カッカッカッカッ……」

嫌らしい笑みを浮かべるヤクザもどき。
もとい、ヤンキー。


サシ「六花!あいつピストル持ってるで!気ぃつけや!」

腰のあたりに目をやると、右ポケットから黒光りする
撃鉄が覗いていた。

あれは……コルト?

来太「さ、流石に危ないですよ!加勢します!ゴーオンh…」
六花「こんな奴1人で大丈夫よ、危ないから近づかないで」
来太「あ、はい……」

変身しようと構えた来太を封じ、再び六花とヤンキーが対峙する。


ヤン「おお?舐められたもんやなぁ。アマやからって容赦せえへんで!」

ヤンキーがコルトに手をかける。

ほとんど隙の無い動きに見えたが――――――――


六花「气波動蒼天」


わずか0.3秒の隙を、六花は見切っていた。

掌底から放たれた青白い光が、駆ける!!


サシ「な、なんやあれ!?」
ルイ「眩しい……」
来太「り、六花さんそれは……!」

ヤン「痛ってぇ!!」

一瞬の光が消えた時、コルトは跡形もなく消え去っていた。

――――――――――ヤンキーの右腕と共に。

ヤン「ぎっ……ぎゃあああああああああ!!!!!!」

「「!?!?!??!!」」


コルトが在った(と思われる)男の右側には、ただ、真っ赤なc
テレ「リアル過ぎるんで止めてください!!」

六花「あぁ、しまった。この技人に使っちゃダメなんだった……
 ごめんなさいね、つい咄嗟に出ちゃったの」

騒然とする一同を後目に、六花はポキポキと間接を鳴らしている。

六花「体に当てなかっただけ良しとして頂戴」
来太「やりすぎですよ六花さん!」
六花「そうねえ……」
フォ「い、いっははんおひふへお(り、六花さん落ち着けよ)」
サシ「アンタまだ手羽先食うてんの!」
フォ「フイーヒはふへたんたお(ルイージがくれたんだよ)」
サシ「うるさいわ早よ食べや!」


どうでもいい(!)やり取りが行われている間に、消し飛んだ右腕をかばいながら、
ヤンキーは立ち上がっていた。

ヤン「痛ってぇな……。こうなったら……おい!お前らあああ!!!」


ヤンキーの叫び声とともに、似たような格好をした男たちが10人。
ずらっと現れ、六花を取り囲んだ。

六花「あらあら……烏合の衆ってやつかしら」

血の気の多そうな男たちが10人。
“アニキ”がやられたせいか全員殺気立っている。

ヤンA「な」
ヤンB「め」
ヤンC「ん」
ヤンD「じゃ」
ヤンE「ね」
ヤンF「え」
ヤンG「ぞ」
ヤンH「お」
ヤンI「お」
ヤンJ「お!」

ルイ「何で一人一言なんだよ!スペース取り過ぎだろ!」

ルイージが突っ込むと同時に、10人の男たちが一斉に六花めがけて
跳びかかってきた。


六花「右魔大家蹴」

鋭い蹴り。鈍い音。右足蹴りが一人のヤンキーの顔面に炸裂した音だった。

ヤンF「ぐっ!?」

一人が悶える間もなく立て続けに響く、鈍い音。

A〜J「「ぐあぁぁあああっ……」」

寸分違わず、全員のこめかみに踵蹴りが入る。


わずか2、3秒の出来事だった。

10人の男たちは全員、気を失い地面に倒れる。

一気に静まり返る森の中。


六花「……つまらない男たちだこと」


しばらくして、草陰に隠れていた仲間たちも出てきた。

オババ「おお、おお……お嬢ちゃん、顔に似合わずお強いのお。
 『美中に棘有り』とはこのことかえ」
六花「それほどでもありませんわ」

ネリケシオババは安心しきった表情をしている。

来太「いやー六花さん流石です!」
サシ「ほんま、凄いなぁ……ふふん」

何故か、気持ち、サシィも機嫌がよさそうだった。

六花「嬉しそうね、どうしたの?」
サシ「ん?六花のデータが手に入ったからなあ。どんな技を使うんか
 控えさせてもらったで〜♪今後の参考にさせてもらうわ」

来太「サシィさんは我々のデータベース係なので」
六花「ああ……」


辺りを見回してみても、もう怪しい気配は感じられなかった。

駆「……多分、もう、大丈夫です。」

駆の言葉を聞いたメンバーは全員、安堵の表情を浮かべる。


メタ「よし。皆の者、準備はいいか?向かうぞ、果樹園へ!」


「「ハイル・メタ様!!!」」

メタ「…………だからなんだよそれ」


こうして、冒険隊は果樹園へと、再び歩を進めた。

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