あしかのらいぶらりぃ
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執筆者: 2Y/投稿日時: 2017/09/23(土) 16:49:24
投稿者コメント:
補習編だと思った?惜しいね(ぁ
ちなみに、2Yの人、ダクゼロが嫌いなわけではないんでそこんとこはご了承を(
第12話 補習前会議の授業
放課後、ファファファ学園エネミー科1年1組の教室に、

7人の勇者が集っていた・・・。

彼らはなぜここに集ったのか・・・。

それは・・・。

















ペイロー「よし、どうやってこの補習から抜け出すかを今から会議する。」

バグジー「おい。」

マルク「ボクに銀河級の名案があるのサ。」

ペイロー「ほう、聞かせてもらおうか。」

マルク「ボクのマルク砲で先生をぶっ潰してから昇降口にダッシュするのサ。これぞ名案なのサ。」

ワドルディ「正攻法ッスね!そういう単純な作戦オイラ大好きッス!」

ペイロー「バーカ、お前それやって昨年どうなったか忘れたか?」

バグジー「クラッコ先生がそれ対策でフランクリンバッジつけてたから跳ね返されて返り討ちに遭ったろーが。補習に加えて荒れた教室の後片付けまでさせられて労力が余計増えただろ。」


*フランクリンバッジ:MOTHERシリーズに出てくる、飛び道具系の技を跳ね返すことのできるバッジ。


キャピィ「ねぇ、真面目に補習受ければいいんじゃないの?」

ペイロー「俺は補習という時間を無駄にするようなことはしない!
先生も言ってただろ?時間を無駄にするなって。」

バグジー「補習が無駄だとは言ってなかったけどな。
ま、俺も受けたくないっちゃ受けたくないけど。」

ダクゼロ「俺にも暗黒物質級の名案があるんだが。」

マルク「どうせ吸水性ポリマー並みの駄案なのサ。」

ダクゼロ「それ引っ張ってくるのやめろ!!!」

ハルディ「マルクお前吸水性ポリマーを馬鹿にしたな!?
お前ら吸水性ポリマーとこんなヒトデを同等に扱ってんじゃねーよ!!!」

ダクゼロ「お前もっと酷いな!?」

ハルディ「いいか、そもそも吸水性ポリマーっていうのはな・・・。」

バグジー「早くその案言ってくれ。聞き流してやるから。」

ダクゼロ「く、くっそ貴様ら〜!!!
ま、まあよかろう。
いいか、教卓の下にバナナの皮を仕掛けてだな、
先生がそれで滑って転んだスキに昇降口までダッシュするのだ!
どうだ!驚きの余り声も出なかろう!!!フハハハハ!!!!」

ペイロー「前代未聞の作戦だ・・・!」

マルク「これは・・・行けるのサ!お前天才なのサ・・・?」

バグジー「驚きのあまり声も出ねーわ・・・。
というよりはあきれて声も出ねーわ。
クラッコ宙に浮いてるから引っかかんねーだろ。」

ペイロー「前代未聞の頭の悪さだ・・・!」

マルク「これは・・・無理なのサ!お前天災なのサ・・・?」

ダクゼロ「ひどい言われようだ!?」

バグジー「っつーか、乗ってたお前らも同類だろ。」

ワドルディ「オイラにトランプの8のカード級の名案があるッスが。」

ダクゼロ「地味だな・・・。」

バグジー「でもなんだか名案が出てきそうな気がするな。」

ワドルディ「掃除用具入れの中に隠し通路を作って・・・」

バグジー「期待した俺が馬鹿だった。」

ペイロー「だめだ。あそこは基本的に従業員さんが入ってることが多い。」

キャピィ「従業員さん?」

すると、掃除用具入れがパカッと開いて中から・・・




2Y「・・・呼んだ?」

ペイロー「そうそう、こいつが大体入ってるからその作戦は無理だ。」

2Y「ああ、あとその件について言わせていただくと、
この掃除用具入れの中は職員室とか体育倉庫とかに通じてるぜ。」

バグジー「隠し通路マジであったのかよ!?」

ペイロー「職員室につながるのはマズいな・・・。」

ハルディ「仕方ない。俺が一流ゲーマー級の名案を授けてやるよ。」

マルク「おおっ!期待できるのサ!」

ペイロー「どんな方法だ!?」

ハルディ「まずはな、『STARTボタン』を押すんだ。
するとポーズ画面になる。
そのポーズ画面には『補習を続ける』『アイテムを確認する』『ステータスを確認する』『補習を終わる』『ジュラルミンブラスター』というコマンドがあるから、『補習を終わる』を選んでしまえばタイトル画面に戻れるのだ。」

バグジー「一流ゲーマー級の名案じゃなくて、どっちかといったら一流ゲーマー脳の駄案じゃねーか!!!!
お前現実とゲームの区別ついてないだろ!?」

ペイロー「お、お前マジかよ・・・!
なんで今までその天才脳を隠してきたんだよ・・・?」

マルク「ボクはキミという友達を持ったことを誇りに思うのサ・・・。」

ワドルディ「正直何言ってるかわからなかったッスけど、なんかすごいッスね!」

ダクゼロ「フッ、負けを認めたわけではないが、
貴様の知能はそこらへんのクズどもよりもひと際抜きんでているようだな・・・!
だが、俺はいつか貴様をも超える帝王になってやるからな!
覚えていろ!!!」

バグジー「何でみんな納得してんだよ!?
つーか何?ツッコんでる俺の方がおかしいのか!?」

2Y「お前ら楽しそうだなぁ。俺も混ぜてよ。」

ハルディ「クラッコ先生には言わんどいてくださいよ?」

2Y「ああ、言わねーよ。
だってもうそこにいるんだから言う必要性すらないからな。」

ペイロー「そうか・・・それは良かった・・・。



・・・は?今、何て言った?」

2Y「いや、お前ら先生の前で堂々と脱出会議してるから
今年の1年生はただものじゃないなと思ってな。」

クラッコ「まあ、そういうことだ。」

マルク「・・・いつからいたのサ?」

クラッコ「『放課後、ファファファ学園エネミー科・・・』あたりから聞いてたぞ。」

ワドルディ「めっちゃ最初ッスねそれ!?」

バグジー「ていうかあのナレーション聞こえてたのか!?」

ハルディ「だってあれ言ってたの僕だし。」

バグジー「お前かよ!?」

クラッコ「とりあえずだが・・・




・・・覚悟はできているか・・・?」



ペイロー「できてまs」

クラッコ「雷撃連撃大悲劇!!!」(オリジナル技名です)



ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!





綺麗な断末魔が、放課後の教室に響いたのであった。

続く

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