あしかのらいぶらりぃ
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執筆者: カオスな人達(ぇ/投稿日時: 2016/07/24(日) 23:31:50
投稿者コメント:
遅くなりました。
「スイートポテトの美味しさ広め隊」隊長の麻疹騙りです。
嘘です。
懸賞生活を夢見ています。

最近はアコースティックギターを弾いています。
Bmが難しい。

遅れた上に今回も長いですサーセン……。
いろいろ考えてたらこうなっちゃいまして……。
ゴメンナサイ_(._.)_
11話「謎の少女」
突然現れた宇宙艇を瞬殺した勇者たちは、再びカービィ宅に戻っていた。

「さて、次はどこへ行こうか?」
来太が口火を切る。

「おかしいな……ファイルがまだ…」

(スマブラ界の)マルスがぼやく。夢の中の「あの子」が言っていたのは、あのファイルではなかったのだろうか?

「え?何?」
「何でもないよっ」
来太に尋ねられたが、咄嗟にキービィがフォローを入れた。

「今集まっているファイルは…第5項までね」
「ええ」
他の勇者たちをそっちのけに、六花とロゼッタが次の場所について話し合いをしている。
「ロゼッタ、次の場所はわかる?」
「えっと…次は……」

ロゼッタが本に手をかざした、その時。

\バタン!!!/

乱暴にドアが開く音とともに、岐部が血相を変えて飛び込んできた。

「すみません!外を散歩していたら、女の子が!!!」

その腕には、小柄な少女が抱きかかえられていた。


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満月の夜。空を渡って移動していく、4人(と一頭)の影。

「あ……あの……イイカゲンオリテクダサイ…///」
既に、メタファンの顔は熟れたトマトのごとく、真っ赤である。

「ん〜、そうだね。もう大丈夫!ありがとっ♪」
腕に抱えられていた黄桃が、降りた。すっかり疲れも取れた様子で、清々しい顔をしている。

「そ、それほどでも……///」

「ふふふ……」
「あはは……」

和やかな雰囲気。その一瞬だけを切り取れば、まるでただの空中ピクニックだ。

――――――しかし。

\ヒヒーン! ヒヒーン!!/

突如、麻疹の操るペガサスが暴れはじめた。
「ちょっ……カズミール!どうしたの!」
手綱を必死に引っ張っても、びくともしない。

\ヒヒヒーン!!! ヒヒーン!!/

4人がかりでようやく大人しくなった。

「何か、あったんですか!?」
「……かもしれないわ。カズミールが暴れるときは、何か嫌なことがある時よ」

麻疹の操るペガサスは、神獣と呼ばれ、天上天下全ての状況を一挙に知ることが出来る。勿論、ペガサスに言葉は喋れないため、その言葉を唯一解する彼女は、鎧の騎士でありながら「預言者」とされているのだ。

「……そう、分かったわ。大変…」
「何て言ってるんですか?ペガサスくんは……」
「……この先、彼ら彼女らには…試練が待っていると。上手く乗り越えてくれると良いのだけど…」

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「まぁ……大変!すぐにベッドを空けて!」

ロゼッタの一言。思い思いに過ごしていた勇者たちが、一斉に動き出す。

鶴の一声とはまさにこのことか。
数分もしないうち、ベッドに人ひとりが寝れるだけのスペースが出来た。

岐部が抱えていた女の子を横たえる。

「どうしてこんなところに人が…?」
「うーん…この辺りには、カービィ以外住んでいないはずなのね……。」
キービィとタランザは少し不審そうにしている。

「たまたまこっちに来てただけかもしれないじゃないですか」
岐部が一喝。
「宇宙艇の墜落の衝撃でしょうか……とりあえず、僕がこの子の面倒見ておきますから、皆さんはそれぞれ自由にしていただいて結構ですよ」

「じゃあみんな!今からメタナイト様が今後に備えて稽古をつけてくださるそうだから、稽古したい人は外に来て!」

「「はーーーーい!!」」

来太の呼びかけに応じ、多くの勇者たちが外に駆け出した。

部屋に残ったのは六花、小沢、ロゼッタ、タランザ、岐部、そして謎の少女。

「大丈夫なのかな…あの墜落に巻き込まれたなら、無事じゃ済まないはずだけど…。」
「……息はあるみたいですよ」
小沢の心配を六花がフォローする。

「とにかく、この子が起きてきたときのために、何か温かいものを作ってあげるのね」
「私、手伝うわ」
タランザと六花がキッチンに立つ。

数十分後……

「…………ん〜……。ん〜?」

ベッドに寝かせられた少女が目を覚ました。

「あ……気が付きましたか?」
真っ先に気付いた岐部が声を掛ける。

「ここは〜…何処ですか〜……?」
「ここはカービィさんの家ですよ。僕らは一時的にお邪魔しているだけですが……」

「あっ。女の子、起きたのね〜?」
「丁度良いわね。お粥が出来たわよ、食べてちょうだい」

キッチンにいたタランザと六花が、できたてのお粥を持って現れた。

「あ〜…ありがとうございます〜」

「一敬さん、他の人達を呼んできてください」
「分かった!……みんなー!女の子が起きたよー!」

小沢が外にいる勇者たちに声をかける。一斉に全員が部屋の中へなだれ込んできた。

「よかった、目を覚ましたんだね!」
「心配したよ〜突然、倒れてたって言って連れてこられたんだから…!」
「大丈夫?怪我はない?」

目を覚ました少女に、勇者たちが一斉に質問を浴びせかける。

「皆さん…そんなに一気に言われても、彼女、分からないですよ。…そういえば、お名前は何とおっしゃるんですか?」

岐部が、少女に(その場の誰もが気になっていたであろう)質問をした。

「あ〜、自己紹介まだでしたか〜。綾里っていいます〜」
「綾里さん……よろしくお願いします。僕は岐部昌幸といいます」

その岐部の挨拶をきっかけに、勇者たちがこぞって自己紹介をはじめた。

「「「………………」」」

「…………はい〜、宜しくお願いします〜」

「……あれ?皆さん言いました?誰も何も言ってないような…」
「スペースの関係で割愛したのサ☆」
「なんてメタ発言ですか!」

「うふふ〜、皆さんは〜何をしているんですか〜?」
綾里が訪ねる。

「ぼくたちは冒険をしているんだよ!勇者だもん(えっへん)」
キービィが得意げに答えた。

「へえ〜、冒険ですか〜。面白そうですね〜」
「綾里ちゃんは、どうしてここに来たの?」
「魔法に使う薬草を採りに来たんです〜、綾里、実は魔導士なんですよ〜」
「そうなんだ!だからそんな可愛らしい格好を?」
「だからっていうか〜、これは綾里の趣味です〜」

黒や赤を基調とした、レースやリボンがふんだんにあしらわれたゴスロリファッション。小柄な綾里の体格も相まって、まるで人形のようだった。
「うふふ〜、助けてもらったお礼に、冒険について行ってもいいですか〜?」

「でも、僕らの冒険は結構危険ですよ?大丈夫ですか?」
来太が心配そうに尋ねる。

「大丈夫です〜。綾里、結構強いんですよ〜?」
「いいじゃん!仲間は多い方がいいもん!一緒に行こう!」
キービィの一声。

「ありがとうございます〜!綾里、頑張りますね〜!」

▼綾里 が 仲間に なった !

「さて……次の場所を目指すとするか。皆、武器は持ったか?」
「「おーーー!!」」

メタナイトの一言に、勇者たちの士気もおのずと高まる。

こうして、新たな仲間・綾里を得た勇者たち。次は何が待ち構えていることやら……?


‥…━━━★゚+.・‥…━━━★゚+.・‥…━━━★゚+‥…━━━★゚+.・‥…━━━★゚+.・‥…━━━★゚+

宇宙の彼方のどこか。部屋とは思えないほどに、広大な会議室にて。

「…………そうか。あの宇宙艇が……」
「はい……どうしましょう…」
何処から飛んでくるのか分からないエコーと、円卓に並んだ黒い影たち。明らかに怯えている。

「……ふっ。問題ない…我らには『アイツ』がいる」
「はあ……」
「『アイツ』の手にかかれば、あんな烏合の衆など……一瞬で灰にしてくれようぞ」
その声は、どこか自信に満ち溢れていた。

「それは……心強いですね」
黒い影たちは少しだけ、安堵した。自分たちにはお咎めは無いかもしれない―――――
「何を悠長なことを言っておる。お前らもさっさと次の計画を練らんか!」
―――――そんなことは無かった。一喝され、更に空気が凍り付く。

「……まぁ良い。その勇者たちが『アイツ』に叩きのめされるところを、早く見たいのう。ふっふっふ……」

「では、今回の会議は以上とする。解散!」

黒い影たちが少しずつ消え、その声の主が呟いた。

「ふっふっふ……これで全てはこちらの思い通り…必ず≪本≫を手に入れてやるぞ……」

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≪あとがきのコーナー…φ(..)≫

独断で新キャラを出しました。
以下、詳細です。

【謎のゴスロリ少女】綾里(あやり)
一人称:綾里
二人称:○○さん
カービィ宅の近くに倒れていた女の子。15歳。身長130cm。フリフリのゴスロリとおっとりした性格・口調が特徴的。ぼーっとしているように見えるが、実はかなり高位の魔導士。黒魔術を自在に操り、一度見た技は何でも魔法化してコピーできる。岐部に助けられたことから、岐部にべったり。その正体は……?

今回しんどかったです……時間かかった(´・ω・`)
今後の展開どうしようか悩みながら書いてます……
最速さん!おねがいします!!!助けてください!!←

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