Report11・逃亡 そして・・
1
「はあ・・はあ・・・。ここまで来れば大丈夫か」
ハヤブサは路地裏に隠れる。
ブローニングはハヤブサのいる路地裏に向かう。
「ふっ・・。凡人を捕まえるのは容易いことだぜ」
モシンも路地裏に向かい、ハヤブサの背後にまわった。ハヤブサは仕方なく手を挙げる。
「止めて!」
エミリーはとっさに振り向く。そして背中にはえてる小さな翼を羽ばたく。
「うわ!」
強烈な暴風が吹いた。しかしブローニングはエミリーの頭に銃口を向けて止めさせた。
2
「そこを動くな」
ブローニングの後ろに銃口がつきつけられた。
FSBだ。モシンの後ろからも銃口をつきつけられた。まさに絶体絶命だ。
「はあ・・はあ・・ハヤブサぁあって!??」
ウェルスと花音は驚く。
「お前たちも仲間か!?」
「いえ!違います!断じて違います!」
花音は首を振る。