遊びの終わり
夢幻:アララ、命中させる気ハ無かったノデスガネ。
ゲノセクト:オノレ...!
夢幻:喋れるのデスカ!スゴイ!スゴい!アソビマショ!楽シク!悔いナク!ムゴく!派手二!
ゲノセクトは苦い顔をして相手を睨み付けた、
目の前にいるのは、自分たちがよく知っている人間そっくりだが、全然違う。
多分、この言動は偽物だ。本性ではない。
相手の本性を少しでも知らなくては...。
夢幻:...ヤーメタ。
ゲノセクト:!?
何をだ。自分を偽るのをか?それとも、手加減をか?どちらにせよ、警戒は解けないな...。
夢幻:ツマラナイ。キミがこのアト、ウゴけないのワカルシ、弱ッててウゴケナイヤツ、倒しても意味ナイ。
違った。予想は大ハズレだ。
こいつは、今、自分達に対して、新しいオモチャか何かだとして、これを遊戯だと思っている。
狂っている。
夢幻:...カイジョ。
ミラーを解いた。
夢幻:...。
ゲノセクト:(なぜ今になって...?)
ゲノセクト:...なぜ武装を解除した。
夢幻:...[はかいこうせん]を受けた時、君達の心情を理解した。君達は、自分たちが知らない世界で、見たこともない生き物を目の当たりにして、気が動転したんでしょ。そして...これは確実にタイミングが悪かったんだろうね。私を見つけた。