あしかのらいぶらりぃ
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執筆者: 夜露時雨/投稿日時: 2020/09/05(土) 12:15:42
投稿者コメント:
ピッタリな人材がいたので。
あははは!!
絵本『人柱アリス』(曲パロ)
あるところに、小さな夢がありました。

ナイトメア「...」

だれが見たのか分からない、
それは本当に小さな夢でした。

ナイ「僕は、見られなければ、消えてしまう...」

小さな夢は思いました。

ナイ(どうすれば、人に自分を見てもらえるだろう)

小さな夢は考えて考えて、そしてついに思いつきました。
『人間を自分の中に迷わせて、世界を作らせればいい』と。

絵本『人柱アリス』

一番目アリスは勇ましく、剣を片手に、不思議の国。

メタナイト「ここは...?」
ナイ「ここは夢の世界、君はこの世界を作る為に来たよ!」
メ「君は?」
ナイ「僕は夢だよ!君は、僕の中にいるんだ!」
メ「なるほど...」
ナイ「君は、好きなことをしなよ」
キラン★
メ「...何をした?」
ナイ「君に魔法を掛けたんだよ!『君がすきなことを出来る』魔法をね!」
メ「ならいい...が...」

いろんなものを切り捨てて、真っ赤な道を敷いていった。

メ「あはははははははははは!!」
ザシュッ! ギュン!
メ「あはは...楽しい...」

そんなアリスは森の奥。
罪人のように閉じ込められて。

メ「何するんだ!出せ!」
ナイ「何で?」
メ「何でって...君が...」
ナイ「君は危険過ぎる」
メ「え?」
ナイ「それに、好き勝手しすぎだ」
メ「それは君が...好きなことをしていいって...」
ナイ「何それ、そんな昔のことを僕は守らないよ?」
メ「え...?」
ナイ「それに、見てよ君の手、スペードのマークが付いてる、君は二度とここから出られない」
メ「...」
ナイ「じゃあね、僕は新しい子を迎えに行くから」
メ「え、あ!駄目だ!行くな!行ったら...私と同じ羽目に...」

森に出来た道以外に、彼の生を知る術はなし。

二番目アリスはおとなしく、歌を歌って、不思議の国。

クイン・セクトニア「?」
ナイ「初めまして!僕は夢だよ!」

いろんな音を溢れさせて、狂った世界を生み出した。

セク「あははは!!!」
ナイ「...」

そんなアリスは薔薇の花。
いかれた男に撃ち殺されて。

セク「ガフッ...ゲホッゲホッ、何故...」
ナイ「何故?さぁ、何故だろうね♪」
セク「...!」
ナイ「じゃあね、僕はまた、新しい子を迎えに行くから」
セク「また...私の他にも犠牲者が...?」
ナイ「それには答えない、じゃあね」
セク(止めないと...犠牲者が...)
セク「ウッ...」
ナイ「ダイヤのマークは、こうなる運命なんだ♪」

真っ赤な花を一輪咲かせ、皆に愛でられ枯れていく。

三番目アリスは幼い娘。綺麗な姿で、不思議の国。

カービィ「あれ?」
ナイ「やぁ、僕は夢だよ!君は?」

いろんな人を惑わせて、おかしな国を造りあげた。

カ「あはは♪」
ナイ「...」ニヤリ

そんなアリスは国の王。
歪な夢に憑かれて。

カ「...」
ナイ「ねぇ知ってる?」
カ「...」
ナイ「クローバーは幸せの象徴として有名だけどね、実は違うんだよ?」
カ「...!」
ナイ「クローバーの花言葉は、『復讐』だって♪怖いよねぇ♪」
カ「... ...」
ナイ「ほら♪君のてに付いてるクローバーもそうかもね♪」
カ「...」

朽ちゆく体に怯えながら、国の頂点に君臨する。

森の小道を辿ったり 薔薇の木の下でお茶会
お城からの招待状は ハートのトランプ

ラララ「ねぇ見てロロロ、ハートのマークが手に付いてるの!」
ロロロ「本当だ、あ!僕にも付いてる!」

四番目アリスは双子の子。好奇心から、不思議の国。
いろんな扉を潜り抜けて、ついさっきやって来たばかり。

ロ「あはは」
ラ「あはは」
ナイ「... ...」

気の強い姉と、賢い弟。
一番アリスに近かったけど、
二人の夢は覚めないまま。不思議の国を彷徨った。

ナイ「次は君の番だよ?」

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