あしかのらいぶらりぃ
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執筆者: 秋桜/投稿日時: 2018/05/04(金) 18:57:31
投稿者コメント:
なんか更新が不定期で申し訳ないです。こういうことが起こるかもしれませんが疾走はしないのでこれからもよろしくお願いします。
第10話 様々な異変
「すまない…メタナイツ……私のせいで、こんなことになってしまった……。部下を守ることが出来なかった私は、情けないな……」

__全くその通りだ

「そ、その声は…!!」

メタナイトは聞き覚えのある声を耳にする。そして、とある世界に吸い込まれるような感覚だった。



「確かに無力だったかもしれないが、少しずつ強くなっている」
「そうなのか…?」

全くそう実感がないが、彼が言うのならそうなのかと少し思い込む。

「間違いはない。だが、まだまだ強くなれるはずだ。そのチカラを自分自身でこなせるくらいになれば、強くなれる。」
「そうか…なら、私はメタナイツの為に強くならないとな…」
「メタナイツ? ああ、あいつらのことか。救いたいのか?」
「必ず希望はあるはずだ」

必ず方法はあると思っている。だが、その方法は希望ではなく、絶望である。だが、メタナイトはそんなことも知るはずがない。

「その方法が見つかるといいけどな」
「ああ。そうでいたい」
「多分見つかるだろうな。応援している。」
「少し落ち着いた。私は、私の行くべき所へと戻る」

そう呟いて去って行った。そして、また不適な笑いをする謎の人だった。

「そんな希望などない。自ら死に行くしかない」



「うっ…ここは……」
「大丈夫か、秋桜」
「…ルーナ、あなた何か考えてます?」

秋桜の精神世界で目を覚ます秋桜。ルーナが心配をしてくるが、絶対何かあると警戒していた。

「何も考えてない。どうした、疲れてるのか?」
「…海斗を倒したんですね?」
「鋭いな。だが、完全に倒し切れなかった…」
「そう……」

またいつか、海斗と出会い、戦わないといけないとなると考えて胸が苦しくなった。

「また………戦わなきゃ…いけ…ないの?」
「それはそうだろう。怖いのか?」
「……だって、私…………」

こうたが自分自身を庇い死んでいったことを考えながら涙がボロボロと零れ、体をガタガタと震わせていた。

「私が倒してやる。それならいいだろ?」
「い、いいの…?」
「ああ…」




















































「そう言うと思ったか? 私は、世界を滅亡させる!」
「どうして! 私はあなたのペンダントの意思から出来たもの! どうしてそんなことを!!」
「そんなことをいつ言った」
「くっ…!」
「秋桜、言っておこう。このことを話したりしたらただでは起きないぞ」
「それは、どういうことで…「こういうことだ」ッ!! ああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!!」

全身から電撃の激しい痛みが起こる。その痛みは、昔の思い出のように苦しくなる。さらに、ルーナがしていたことを痛みを感じながら脳裏に浮かんでもいた。

「はあ…はぁ……記憶操作してたのはあなただったんですか………」
「ああそうだ。それと、何かとてつもないことでも起こすぞ」
「…黙ってればいいんですよね?」
「それでいい」
「…分かりました」



「エリーさんまだでしょうか…」

「ごめんごめん、遅くなった!」
「ふー食った食ったゾイ」
(もう、こいつらの相手したくない)

エリーはカービィとデデデを相手にするのが面倒くさくなっていた。それを見たバンワドは何となく察していた。

「エリーさんお疲れ様です…;」
「うん…それより、メタと秋桜は?」
「そう言えばどこぉ?」

「遅くなった…」

カービィ達の後ろにメタナイトが平然としていた。エリーとバンワドは暗い顔しながら「大丈夫かな?」と思っていた。

「ねえ、メタナイツは?」

「「バーロー!!!!!!」」

「え? え?」
「カービィ空気読めゾイ」

部下持ちだからなのか、デデデは察していた様子。カービィはそんなことなど知るはずもないからキョトンとする。

「あ、え…えっと……その、ごめん…メタ……」
「…気にしてなくてもいい。それに、何か方法があると思っている」
「あ、秋桜のペンダントなら!」
「だけど、秋桜は意識失っているままで……」

「もう大丈夫です…」

いつの間にか、秋桜が目を覚ましていた。

「秋桜さん大丈夫ですか?」
「はい…」
「ねえねえ秋桜。ペンダントでメタナイツを蘇えらせられない?」
「いいですけど……」

メタナイツがいる所へと向かい、そしていつものようにペンダントに復活してほしいと願う。しかし、いつもは蘇るはずなのに、何も起きはしなかった。

「あれ、どう…して……?」
「魔力が切れた訳じゃないのに?」
「どうして…………」

ルーナが関係しているのかと思い、みんなに相談してみようかと思っていたが、ルーナにされたあの事を思いだ出し、やめることにした。

「きっと疲れてるのだろう。無理はするな」
「ですが、メタナイト様…」
「私は大丈夫だ。他に方法があるはずだと思っている」
「そうですか、なら…あそこに行きましょう」
「あそこって?」

秋桜はとある所へと向かうことにする。果たして、何があるのだろうか。

「ワシの存在忘れてる」

バル艦長の存在を忘れていたことは当たり前のことだった。

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