秋桜第5回目
「という訳で始まりました。秋ベノラジオ。何だかんだで視聴(閲覧)してくれて貰ってますね」
「まさかの合作がこうしてなるとは思ってなかったな」
「ですが、テーリィさんと2Yさんの合作の方がいいと思いますよ。お二方の小説閲覧数多いですし」
ベノが「秋桜も負けてはいないと思うが」とボソボソ突っ込むが、秋桜が全否定する。
「いえ、あれは私がよく修正を行ってるからであって…」
「わざわざすることか!」
「いえ、私にとっては自分の駄作をマシな駄作にしてるだけです」
「なんだよそれ」
秋桜の書いてる話がそれなりにいいって思っているのに、更に良くされたら師匠って更に思えるとかベノがそう考えていた。
「その話はもうやめましょうか…」
「誰が言い始めたんだよ」
「私ですけど。それより、前回おかしくないですか;」
ベノの前回の話を秋桜が試聴すると、ラジオではない、ただの提供のようなものだった。
「そん時お前はロボプラしてただろ…」
「いいえ、うごメモです」
「やってることには変わりないわ!」
「…さっきからイライラしてらっしゃいますが、イライラし過ぎてはハゲてしまいますよ!」
ハゲという言葉、ベノにとってもう少しオブラートに言ってほしいと思っていた。
「なら、髪の毛が存在しなくなるがいいですか?」
「言い方が…残酷すぎる……」
「ひとまず、たくさんのリクエストお待ちしております」
「秋桜の小説見ろよ」
「ここで宣伝しても無意味ですよ……」