第10話 ギャラを追いかけて
こうして、カービィ達はギャラを追いかけるために、ワープスターや飛行、それぞれの方法で追いかけることとなった。
*
「ノヴァ…どこだっ!」
その一方、ギャラはノヴァを探すためにカービィ達よりも先に行っていた。
「ノヴァ…ノヴァは私が救ってみせる……」
彼は再びノヴァを探しに翼を広げ、羽ばたいて行った。
*
「ギャラクティックナイトー!!!!」
「兄さーん!!!!!」
「…どこにもいませんね」
ギャラが再びノヴァを探しに行く頃、カービィ達はギャラを探していたが、ギャラはどこにも見当たらなかった。
「どこに行ったんゾイ…」
「まだ、そこまで遠くはないはずだ…」
「なら、見失わないうちにいそごう!」
彼等はスピードを上げ、ギャラを追いかける。
「ノヴァ…どこだ………!」
「っ! 兄さん!!」
彼等はギャラをなんとか見つけることができた。メタナイトが彼に声をかけると彼は振り向いた。
「メタ…すまなかった…私としたことが、周りが見えていなかった…」
「それより兄さん。ギャラクティック・ノヴァは……」
ギャラは首を振るように「見つかっていない…」と呟く。
「一体、どこにいるのでしょうか…」
「とおくはないはずだけどなあ…」
「ほう、お前達が探しているのはコイツのことか…」
「誰だ!?」
メタナイト達の後ろから声がして彼等は後ろを振り向く。そこには、2人誰かがいて、そしてノヴァがいた。
「ノヴァッ!」
「…ギャ…ラ…………> ホロビナサイ>」
「ッ!!」
ノヴァは一瞬ではあったが、正気を取り戻していた。しかし、ノヴァはギャラを排除する感じになっていた。また、光線を放ったが、メタナイトが何とか避けようとした。
「間一髪だったな…」
「兄さん…今のノヴァは、声を掛けても届かない…。やるしかないようです…」
「…しかないな」
ギャラは覚悟を決めて、ノヴァと全力でやろうとしていた。
「ちょっと待って! それはいいけどさ…まず、2人はなんで空気なんだよ!」
「いや、俺達いらないと思っていたから、つい…」
「会話に参加してよ! 以前にブレインと誰だっけ?!」
カービィがメタ発言の会話をすると、シアエガはいつもの扱いが酷くて「俺はシアエガだ! なんで俺はこんな扱いなんだ!」とキレていた。
「「シリアス展開返せ」」ボソッ
「こーなったら、お前達は今まで戦ってきた強敵と戦って貰うからな!」
「…という訳ですよ。大彗星ノヴァよ、あんなウザったい奴ですが、そいつの願いを叶えて下さい」
「おい! お前もかよ!!」
「OK…> 3…2…1…GO!!」
カービィ達の後ろから謎のスキマが現れた。
「す、吸い込まれる…!」
「「「「「「うわあぁーっ!!!!!!!!!!!」」」」」」
カービィ達は抵抗をするが、スキマの重力に逆らえず、吸い込まれていった………。そのときに、そのスキマも閉じた…。
「さて、あなた方は無事に帰って来れますか?」
「まあ…帰った頃には、どうしようもないことになってるけどな」
彼等は高笑いをしていたが…
「あなた方はここでいなくなって貰います!」
「誰だっ!」
*
「んっ…」
「カービィ、起きろ!!」
メタナイトの声でみんなは目を覚ました。そこは、本当に闇のように暗い空間だった。
「ここは……?」
「起きたようだな。それについてだが、私にも分からないのだ。」
「えー…」
「ここで立ち止まっても意味ないゾイ。前進あるのみゾイ!」
カービィは「デデデがああ言うことを言うはずがない。明日は雨だ」と思いながら、彼等は前進していくことにした。
「…森に入った気分だな…」
「ギャラでさえもわからないの?」
「知る訳がない。ノヴァはこんな空間を作る訳がない…」
「ここは、何があってもおかしくない…今の私達がやるべきことは、ここから出ることだ!」
「だね、早くここから出よう!」
カービィ達は前へと進んでいった。目の前にはまた空間があり、そこへと突入をする。そこにはなんと…
「な、なんでこんなところに…!?」
そこには、何故いるのかが理解できないほどあり得ない敵がいたのだった。次回、訳の分からない戦いになる!
「真面目にやれ作者」
「すんません。次回もお楽しみに」
「チッ、逃げた」