第10話 突然変異、剣士の異変
カービィたちが覚悟を決めると、丁度よくメタナイトが目を覚ましていた。さっきよりは苦しそうな感じはなかったが、部下の2人は警戒してるが、カービィは目を覚ましたこと以外何も考えていない……だから。
「メター!!」
テンションが上がってメタナイトに抱きつこうとする…。だけど、それを普通にかわし、カービィは壁に衝突した。
「「メタナイト様!」」
「無事で何よりです…!」
「…あぁ」
「大丈夫…ですよね…?」
「何も問題ない。心配をかけてすまなかった………。メタナイツたちも心配していそうだな…」
部下の2人はホッと安心していた。
「それなんですが、私たちが探しておくと伝えていたので」
「彼らはゆっくりしつつ、心配をしていました」
「それはすまなかった…」
この3人のいい友情の中、カービィは否定をしている。何故かというと……
「うぅ…酷いよぉ…」
ずっと、壁にハマっていたからだった。
「おい……病人にもそれをやるという考え方だったぞ」
冷静に(?)突っ込むギャラクティックナイトがメタナイトの意見に同意すると、カービィが「そうじゃないよ……というか、メタの味方しないでよ」と言う。
一方、メタナイトはギャラクティックナイトがいたことで驚いていた。冷静である彼があそこまで驚くのは、とても危険なことだと思うであろう。
「…ギャラクティックナイト…! 何故、そこに……!?」
「まさか、さっきのこと…覚えていないのか?」
と言うとメタナイトは首を振った。
「ただ……私はギャラクティックナイトに敗れ、夢を見て何かが私を呼びかけ、何かをしてきて何かに抵抗をしていた。そこからが分からない……」
「確かにあったな…我を一撃で殺ったのは少々驚いたが…納得はした。」
「「「一撃っ……!?」」」
「ああ………。メタナイト…これは我の考えだから分からんが、お前は何かに操られ掛けている」
ギャラクティックナイトがそう言うとカービィが「そんなはずがない!」と否定をする。
「だから…我はそう思うだけだ……。ただ、本当に操られているのかは……」
「うぅっ……!!」
ギャラクティックナイトとカービィが話している最中にメタナイトが急に頭を抱えて苦しんでいた。
「メタ、どうしたの!? どこか悪いの!?」
部下の2人はとても心配をする。メタナイトの身に何があったのか…