あしかのらいぶらりぃ
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執筆者: カビリン・リレーメンバー/投稿日時: 2015/06/06(土) 23:11:22
投稿者コメント:
メタくんが戦闘シーン2回書くことになった戦犯です。笑
いや、だって、戦闘シーンって難しいじゃないですか(遠い目

人が多くなってきたので名前付けますね。2文字です。
あとかなり長いです。ごめんなさい。

そのうちこの六花ちゃんが出て来る作品書きたいなとか思ったり。
キャベツが終わらないから多分相当先ですけど。
一樹之陰
「「えぇぇぇええっぇえぇえぇぇええええ!!!!!」」

驚く一同を後目に、六花は真っ直ぐ来太の方へ歩み寄った。

六花「来太。久しぶりね」
来太「ええ!六花さん、お元気でしたか?」

数年ぶりかの再会に、来太は嬉々とした表情を浮かべる。

六花「にしても遅かったじゃないの」
来太「すみません。いやぁ……思ったよりも手こずってしまって」
六花「余りに遅かったから、檻壊して出て来ちゃったわよ」

六花が指した方向には、見事にこじ開けられた鉄の檻があった。

とても女性の力で壊れるとは思えない程頑丈な檻…のはずだが、
格子の、六花が通ったと思われるところだけが、
まるで針金のように拡げられていた。

来太「流石、六花さん。まだまだ健在ですね!」


ルイ(……あれ、あの女の人が壊したのか?)
カビ(すごいね……)
メタ(中々腕の立つお嬢さんだな)
駆(…………あのひと、こわい)

その異様な光景に、来太以外のメンバーは、檻から目を離せずにいた。


六花「……で、この人たちは?」

六花の目線が、後ろの檻に釘付けの他メンバーに向く。

来太「ああ、今回の冒険の仲間です。六花さんの仲間でもありますから……
 みんな、六花さんに自己紹介してあげて!」


その来太の言葉に、檻を見ていたメンバーが一瞬で六花の前に整列した。

六花「あら……そんなに改まらなくてもいいけど。
 木六花です、よろしく」

六花はこれからの冒険を共にする仲間に対し、深々とお辞儀をした。


カビ「えっと、僕はカビリンっていいます。よろしくです!」
ルイ「ルイージです。来太…くん、には、仲良くしていただいてます」
メタ「メタナイトだ。一応、来太の師匠みたいなものだな。宜しく頼むぞ、お嬢さん」
駆「……武沢駆です、宜しくお願いします」

六花の前に整列したメンバーたちが、次々に自己紹介をしていく。

来太「あと、ちょっと後ろに他の人たちもいますので、追々覚えてください」

「「「ひとくくりにすんなよ!!!!」」」

尚、最前列に並んでいないメンバーも、六花の壊した檻を見てか、
ご丁寧に整列していた。よほど威圧感があったらしい。

来太「仕方ないじゃん。スペースの関係もあるし。一気に紹介したって、
 六花さん覚えられないでしょ」

六花「あら、配慮ありがとう。後ろのみなさんも、よろしく」


メタ「さて……お嬢さんの救出も終わったところだ」

メタナイトが手に持ったスイッチを押すと、行きにも現れた
戦艦ハルバードが、轟音と共にやって来た。

メタ「乗れ!」


メンバー達は戦艦ハルバードに乗り、砦を後にした。


数奇な運命に導かれた冒険の旅が今、始まる――――――――――



六花「…………ねえ、来太」
来太「はい!なんでしょうか?」
六花「なんであんなに怖がられてるの?」
来太「(あの檻のせいだろなんて、言えないよな)……さぁ?」

〈つづく〉

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