あしかのらいぶらりぃ
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執筆者: そよかぜDX/投稿日時: 2013/03/19(火) 22:05:26
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10章。
Report10・秘密結社

「うーん・・。これでもない」
ロジャーはそう呟き舌打ちをした。
「どうだ?まだ見つからないのか?」
テロ組織Zオリカビ共和国支部の司令官アレックスがたずねる。解読班達は静かに首を縦に振る。
「何を探しているの?」
ウェルスはブローニングに訊く。
「俺達はある組織を捜す為にあのメモリースティクを奪取したんだ。その名も秘密結社」
「秘密結社・・?」
「ああ。ロシア、アメリカ、中国の3大国のエリート達が創設した組織。世界情勢を裏で管理しているらしい」
「へ〜。でもどうして争いが頻繁に起こる世の中にしたのかな?秘密結社って」
ウェルスは疑問に思う。
「世界を再構築する為さ・・」
後ろからハヤブサがウェルスの質問に答える。
「賢いな・・・」
ブローニングが呟く。
「私も、秘密結社と一番関わりを持つ極秘施設に囚われていました」
ハヤブサの隣にいたエミリーが言う。
「ああ!なんでお前がエミリーを!?」
ウェルスは驚いた。
「悪いね。エミリーは貰ってくよ」
ハヤブサは言う。


「ようし・・。見張りの奴ら寝てやがる!」
ハヤブサ寝ているZの見張りに兵に向かいクスクス笑う。
「ゴメンね。私のわがままにハヤブサを巻き込んじゃって」
エミリーは申し訳なさそうに言う。

「あった!秘密結社の極秘データ!やっぱりこのメモリースティクに隠されていたんだ!」
ロジャーは歓喜をあげる。周りもハイタッチなどをして喜んだ。
「良かったね!でも私には関係ないわね」
花音は言う。今すぐにでも帰りたい表情をしている。
(そういえばハヤブサの奴、もうすぐ帰るというのにどこへ行ったんだ?)
ウェルスは思う。


「脱走だ!エミリーとハヤブサの奴!」
マチェテとクレイモアが焦ってブローニングに報告する。
「可愛い女の子連れてドコへ行きやがるでござるかww」
「ともかく捕まえろ!ウェルス達も手伝ってくれ!」
ブローニングはウェルスと花音に助けを求める。
「はい!」
二人も探しに出る。ウェルスはエミリーをハヤブサに盗られたせいで激怒していた。

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