なんだ、そういうことね
周りに音が轟く。爆発の衝撃波は草木を地面にひれ伏しさせた。
二匹のポケモンは、爆発の中心部分を見据えていたが、やがて背を向けた。
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夢幻:Where are you going?
爆炎が急速に縮小していく。だが、炎は勢いをあげて柱を作っている。
主が一歩一歩進むごとに周りの炎は主の目的地への道を開く。
爆炎から抜けると夢幻と思われる人物がいた。
姿は先ほどとは違っていた。
青と紫を基調とした帽子を被り、正八面体の宝石が付いている杖を手にしている。
コピー能力[ミラー]だ。
夢幻:あなたがたが私を攻撃した理由、分かったヨ。
夢幻は相手をコピーをすると、性格が変わる。
ファイヤーなら熱血、アイスなら冷静。
そして、夢幻のコピー能力は、カービィとは少し違うところがどのコピー能力にもある。
スパークだと動き回らぬとも電気が周りを覆い、ファイヤーだと歩くと歩いたところが燃える。見た目の変化もそれに含まれる。
夢幻:やっぱり人間、憎いカ。嫌いカ。人間が兵器として使おうとシテ、造ラレタカラネ。
夢幻:なら、闘おう。大丈夫、我はキミタチを殺したりシナイ。
ミュウツー:...なんで生きてる。
夢幻:ナンデッテ、カンタンなコト。
夢幻:今の僕の能力はミラー、相手の攻撃を跳ね返す...のは、あいつだけ。オレは、相手の攻撃などを鏡に入れて、
指を鳴らすと、鏡が生成された。
夢幻:利用するダケ。
鏡から先ほど見たのと同じ光が放たれる。
それは確かに二匹に直撃した。