あしかのらいぶらりぃ
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執筆者: おみやん/投稿日時: 2024/04/27(土) 15:10:25
投稿者コメント:
4月27日から新小説が始まります。
あかねちゃんの次はとも君です。
次回も是非ご期待ください。
魔法のカービィダンス☆
_今日は4月27日。

「…はぁ…。疲れたなぁそういえばカービィイラスト描けてない…。」

ともの家族は、その日が旅行から帰宅する日だった。
そして夜遅くに帰ってきた。カービィイラストなんて描く暇すらなかった。
眠い目を擦りながら時計を見ると、午後10時を過ぎていた。

「あーあ…。もう寝るか…。」

何もせずにともは、何きなく布団に入って、顔をうずくめた。


何時ごろだろうか。ともは急に目が覚めた。

しかし時計を見る気はなく、そのまま寝ようとしたが、眠れない。


何かが僕を呼んでいる__。



ともは、とっさに窓の外を見た。

そこには、ピンク玉、いいえ、カービィがいた。

しかしともにはピンク玉にしか見えていない様だ。
それは当然、寝ぼけているからだろう。
「きっと夢だよね…。幻覚だよね…。」

くだらないことを言って、ともは布団に入ろうとした。
その時だった。

「ぽよーーっ!!」


カービィの甲高い声が部屋に響いた。
「えっ!?…いいやこれは幻聴!?」

ともは大きな声で、目を見開いて言った。

もう眠気なんてない。
前にある光景を理解するのに時間がかかった。

しかし、ともはカービィの話を聞くことにした。

しかしともが何も訊かなくても、なぜだか、カービィが何を思っているのかわかった。
カービィは少し真剣な顔をしていた。


「……そうだ!お腹が空いてるんだ!!」

「ぽよーーーっ!!」
カービィは手足をばたつかせて言った。

「しっ!カービィ、静かに。」

カービィを落ち着かせて、ともは真っ暗な台所から、ドーナツを一つ持ってくることにした。
「カービィ、少し待ってるんだよ。」
「はぁい!」



「そういえばこの前、あかねちゃんとこのドーナツ買いに行ったんだよね…。」
暗闇の中、呟いた。


ドーナツを持ってくると、またもやカービィは飛び跳ねて喜んだ。
ついでに、カービィダンスもお披露目してくれた。

ともは思わず、拍手した。

ともはカービィにドーナツをあげると、一瞬にしてカービィはドーナツを吸い込んだ。

「ぽよ、ぽよぉ!」

「美味しいんだね!」

これが夢でないことを、ともは実感した。

しばらくカービィとふれあい、いきなりカービィが何かを伝える目になった。

「か、カービィ、どうしたの…?」


やはりカービィが何も言わなくてもわかった。


「プププランドを…救えるのは…、、、ぼ、ぼくしか、、いない…?」

「…ぽよ…。」

カービィはゆっくり頷いた。

しかしともは、正直断ろうと考えた。
しかし大好きなカービィだ。断るわけには…。

戸惑いに、ほおに汗が流れた。


しばらく沈黙が続いたが、ともは、目を見開いて、緊張した様な口調で言った。

「ぼ、、僕、頑張る、、プププランド、、救う…。」


「ぽよっ!」

カービィは、ホント!? と言っているようだ。
そしてもう一度、カービィダンスのお披露目。

もう一度、ともは笑いながら拍手した。

__カービィダンスは魔法だ…。もう緊張なんてない。






ともはワープスターに飛び乗り、プププランドに行った。
どうやらカービィが2つ用意してくれた様だ。

「これ、どうやって操縦するの?」

カービィの目つきでわかった。

「…思うままに飛んでくれる…だって?」

カービィはまたもや頷いた。

「そうなんだ…。がんばるね」

カービィは、いくよ!と言っている様だ。



そして2つのワープスターは出発した。

この作品についてのコメント/評価 (1)
(c) 2010, CGI Script by Karakara