〜プロローグ〜 メタナイトは…
「おーい!メター!」
「カービィ……どうしたのだ?」
この丸いピンク玉は『カービィ』。コピー能力という能力を持つ。特技は吸い込み。
カービィは、『星の戦士』ではあるが…『ピンクの悪魔』と呼ぶ人が多い。
そして、カービィが呼んだのは、仮面を被っている『メタナイト』。元『星の戦士』である。
彼は、かなりの実力者である。彼が持つ『宝剣 ギャラクシア』が何よりも証拠である。
カービィはメタナイトに声を掛けた。
「ねぇ、一緒に遊ぼうよ!」
呑気でいるカービィ。メタナイトにとっては実に下らなさそうだった。それどころか興味すら浮かんでいない。
「すまないが…私は……」
だから、メタナイトは否定をしていた。
「そっかぁ…。」
そして、「無理に誘ってごめん。」と謝ってその場を去って行くカービィ。そのとき、メタナイトは心の中でこう思っていた。
(私は……愚か者だ……)
メタナイトは、過去に戦ったチリドックとの戦いに敗れたり…銀河戦士団として共に戦っていた仲間を失っていたりした……。それが、自分にとって「憎い」と思っていた。
「私は…もっと……強くならなくては………」
「もう、あの時みたいなんかになってはならない……」
メタナイトは、スージーによって改造されたことも思い出す。誰もいないところにそう呟き、マントを翼に変えて誰にも言わずに去って行った……。
この行動こそが、大事件を起こすきっかけとなることも知らずにその場を去って行く……………。