ニョライヅキ
ザーーー・・・・
土砂降りの雨の中を駆け抜ける一つの影があった。
タッタッタッ・・・
「ま、まだ町にはつかないのか?もうびしょぬれ・・・」
沈んだ声でそういった一つの影。影の名は・・・ニョライヅキ
「こんな事になるんだったら、傘の代わりかなんかもっていけば良かった・・・」
走りながらニョライヅキは思う。
ゴロゴロ・・・ピシャーン!
しばらくすると雷鳴が轟くように。その様子にニョライヅキは少し焦っていた。
日暮れまでに町に行かなければいけない。
雷は日暮れ近くに鳴ると言っていた。つまりそれは・・・
「もうすぐ日暮れが!いそがなきゃ!?」
ニョライヅキは石につまづき体を支えきれずに・・・
ズテーン!
上手に転けまし(ry
「イタタタタ・・・急がなきゃ!」
ニョライヅキはすぐに起き上がり走り出した。
その後ろを追っている影にはまだ気づいていなかった・・・