あしかのらいぶらりぃ
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執筆者: 沢庵/投稿日時: 2015/10/26(月) 18:45:37
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カービィは出てきません。
第一話 信じざる者達の足音
私の名は、Mr.チクタク。

デデデ大王が直々に組織した秘密結社のボスだ。

そして、今、私は悩んでいる。



Mr.チクタク「ソードナイトが、まさか、こんな行為にでるとはな…」

ブレイドナイト「絶対に裏があるはずです。ソードは、無差別殺人なんかしません。ましてや、デデデ城で…」


ソードナイトは、秘密結社の私の部下の一人だ。とは言っても、ここに一回しか来た事のない新人だ。しかも、ブレイドナイトの推薦で…

Mr.チクタク「ブレイド君。我々、秘密結社の目的は、何だったか覚えているかね」

ブレイドナイト「他の国のスパイ、もしくは、調査。そして、プププランドを守る事です」

Mr.チクタク「プププランドを守る者が、プププランドを普通混乱に陥る事をすると思うか?殺人なんて起こそうと思うか?!ブレイド君。答えたまえ」

ブレイドナイト「…しません」

Mr.チクタク「そうだろ?まったく…まあ良い。君は悪気があって推薦したのではない。そう信じているよ。君がいなくなると、普段いる部下が一人もいなくなるからね」

ブレイドナイト「確か、秘密結社のメンバーは、ソードナイトを合わせて6人いましたね。一人目のウィリーさんは、行方不明。家にも、ずっと帰って来てません。二人目のバグジーさんも、行方不明。同じく家には、帰っていないですね。三人目のファイアーライオンさんは、仕事に行ったきり帰ってきてないですね。そして、ソードナイトと私と、ボスで六人ですね」

Mr.チクタク「ああ…話し相手がいないのは寂しいからね」




ドタドタドタ… 忙しない足音が近づいてくる。


バターン!! ドアを壊す音だ。

そこには、無数の人々がいた。


ガウガウ「我々は、貴様らをあのお方の命より、皆殺しにする!我々を欺こうとする、秘密結社め!地獄に叩き落としてやる!(そう言ってブレイドナイトに噛みつこうとする)」

ブレイドナイト「…素人が。ソードビーム!(剣先から衝撃波を放つ)」

ガウガウ「俺は、霊能力者!お前みたいな、剣にしか頼れない奴に負けるか!(ソードビームを避け、ブレイドナイトに尖った爪を向けて走り出す)」

カキーン! ブレイドナイトの剣とガウガウの爪の接触音

ブレイドナイト「おりゃーーーー!!!!(目にも止まらぬ、連撃を繰り出す)」

ガウガウ「こんな程度か?ふっ…お前、素人以下だな!(ブレイドナイトが繰り出す連撃を全て受け止める)」

ブレイドナイト「クソッ!こんな奴にこの私がっ!負ける訳無い!死ね!回転切り!(自身が、すごいスピードで回りガウガウに向かう)」

Mr.チクタク「おい!秘密結社をめちゃくちゃにするつもりか!ブレイド!」

敵「お前は黙っていろよ!(Mr.チクタクを殴り飛ばす)」

Mr.チクタク「グフッ…ガハッ…」

ガウガウ「回転切りね〜。おいおい…何かもっと強い技出してくれよ!(ジャンプをする)」

ブレイドナイト「ジャンプをしたからって、私の回転切りからは、逃れはしない!」

ガウガウ「馬鹿か、お前!上から、攻められたら対処できますか?喰らえ!(下にいる、ブレイドナイトに目掛けて、爪を向ける)」

ブレイドナイト「自惚れすぎたな。ならば、止まるまでだ。(回転を止めて、ガウガウの攻撃を避ける)」

ガウガウ「お前!粋がってんじゃねーぞ!…あれ?爪が地面に刺さってとれない!」

ブレイドナイト「死ね!この私に、挑んだ事を後悔するが良い!(剣をガウガウに向かって振る)」

敵「うるせーよ!!!(ブレイドナイトを蹴り飛ばす)」

別の敵「時計野郎は、瀕死直前だ。後は、お前だけ。お前は、処罰だ!
皆!こいつ、殺そうぜ!」

ブレイドナイト「止めろ!何故だ!何故我々なのだ!」

ガウガウ「お前らが偽りの秩序を創り、我々を今まで騙し続けてきた!お前らは今、当然の報いを受けているのだ!ガーハッハッハ!」

Mr.チクタク「しょうがない…あいつを呼ぶ(誰かに電話をする)」

ブレイドナイト「あいつって…?」

Mr.チクタク「ほら…来るぞ」




味方「火遊火。(読み方:ひあそび) (そして、敵が急に燃え始める)」

敵「ぐあああああああ!熱い!痛い!」

別の敵「自然着火だと!?お前ら、どういうトリックを…グア!俺にも火が!」

ガウガウ「に、逃げるぞ!お前ら!(何処かへ、逃げる)」

味方「久々の超能力は気分が良いぜ!」

ブレイドナイト「いやいや!わ、私も燃えているんですけど!」

Mr.チクタク「とりあえず、慌てるな。確か、燃えにくい布があったはずだ。これを、被せてみろ」

ブレイドナイト「火が消えた!そうか、火に対しての酸素の量が布の中だけ、少なくなったんだ!」

Mr.チクタク「なるべく、お前を呼びたくなかったよ。ファイアーライオン」

ファイアーライオン「おいおい、助けておいて、そんな事言うかよ。普通」

ブレイドナイト「仕事に行っていたんじゃないんですか?!」

ファイアーライオン「おい、説明するのメンドイからチクタク!説明しろ!」

Mr.チクタク「彼は、超能力者だ。能力の内容は、周りに火を起こせる事。つまり、自然発火だ。しかし、彼自身で火を操作する事は不可能だ。つまり、彼がそこにいると、勝手に周りが燃え始めると言う事だ。私は彼の存在を危険と判断した。存在するだけで、周りが燃える。彼はもはや、兵器だ。よって、我々、秘密結社が極秘に保護する事になったという事だ。彼には、今まで火が出てきても安全な所に居させてもらっているよ」

ファイアーライオン「とは言っても、核シェルターの中だぜ!さすがに、外に出ないと、欝になりそうだぜ。まあ、ホームレスよりはマシだったけどな」

ブレイドナイト「ホームレス?」

ファイアーライオン「ああ、俺は元デデデ城の用心棒だった。しかし、平和になりすぎて、デデデに仕事をクビにされた。そして、ホームレスだ。その後くらいかな。急に俺の周りが燃え始めるんだよ。俺自身も燃えているけど、周りを燃やす事は出来なかったからな。さらに、たまに、俺自身も勝手に燃えだす事があるんだよ。いや〜俺じゃない奴がこの超能力を使っていたら、自分自身が燃えだして死んでたな!俺は、元々燃えているから問題はないぞ!」

ブレイドナイト「なるほど…結果、ここは今、大火事になってますね」

Mr.チクタク「説明している暇はなかったようだな。…急いでここを出るぞ!」



外…

ブレイドナイト「…焼け野原!?どうなっているんですか!?」

Mr.チクタク「おい!ファイアーライオン!急いでシェルターに戻れ!我々もすぐに其処に行く!」

ファイアーライオン「分かったよ!(何処かに向かい走る)」

ブレイドナイト「うわ!凄い熱気ですね!まさか…この森が一気に焼け野原になったのは!」

Mr.チクタク「な?危険だろ?この平和なプププランドに、あんなのが居たら、それこそ大混乱だ。まあ、もう混乱は起きているが…とりあえず、このプププランドは、非常事態だ。我々は秘密結社総本部に行く」

ブレイドナイト「ええ、ソードナイトは無実と言う事を言いに行くんですね!」

Mr.チクタク「馬鹿だな。お前。さっきの謎の集団について、報告をしに行くんだよ」

ブレイドナイト「報告って?」

Mr.チクタク「奴らは、全員、同じ紋章の印がついている服等を着用していた。一着だけ燃える前に、入手出来た。これで、我々、秘密結社を潰そうとした正体を本部に行き調査する。恐らく、時間帯的に、ソードナイトと、関連がありそうだし」

ブレイドナイト「…ソード。私は、あなたがそんな事する人間と言う事を信じてませんよ」



第一話 信じざる者達の足音 完

第二話に続く…

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