デス・アルコール
サーキブル「ふう…お客さん、もう時間ですよ」
ファンファン「ん〜後少しだけ…」
サーキブル「ああ…最後の時間くらい、したい事をやったら良かったのに…」
ファンファン「え?」
サーキブル「デス・アルコール。さあ、踊り狂え!」
ファンファン「グアァアアァアア〜〜!!」
私の名前はサーキブル。表向きはとあるバーを経営している。
裏向きは、くわしく説明できない。
さて…今日も酒の出来は上々だな。
ふう…毎回困るのが死体の処理だ。いずれこの行為がばれると厄介だ。平和な国プププランドだから、ばれてはいないが…
ドンドンドン 誰かが入口をノックする音だ。
サーキブル「お客さん。もう開店時間すぎてますよー」
???「一杯だけ!一杯だけ!頼むよ!」
サーキブル「それじゃ…いいですよ」
今日は欲張って二人逝こうか…
ソアラ「いや…ありがとね!それじゃ…なんでもいいからお酒!お酒!」
少し酔っているのか…もちろん、用意するのはこの
デス・アルコール
これは、私が作った酒だ。いや厳密には神経に影響する毒を作り、それを酒に入れているのだ。この毒はとある花から採取した毒だ。この毒を体内に直接入れると、筋肉や神経が暴走を始め、
その様子は踊り狂ったように見える。
そしてやがて筋肉は壊れ、その影響は内臓までに及ぶ。
私はなんともこの踊り狂う様子が面白くてたまらないのだ。
サーキブル「はい、どうぞ。お酒です。これを飲んだら帰ってくださいね?」
ソアラ「分かってるって〜それじゃ…この、毒入り酒。どうやって作るか教えていただきますか?」
サーキブル「何?」
ソアラ「素直に言わないなら、死んでいただきますが?」
サーキブル「何故、この酒の事を…」
ソアラ「無駄な詮索はやめていただきたい。私達も興味があるだけですよ。踊り狂って死ぬという事に…」
サーキブル「うるさい!俺はまだ牢獄にぶち込まれたくないんだよ!死ね!(そう言ってカッターを投げる)」
ソアラ「バイオスパーク!」
バイオスパーク「天空イズナ落とし!」
サーキブル「まさか!二人いたのか!グアァアアーーーー!」
ソアラ「まさか…殺しちゃいないだろうな」
バイオスパーク「拙者に限ってそんな事はござらん」
ソアラ「それじゃ…良いんだけどよ。さて…こいつを直接連れ出して、とある病院に運ぶか、そして、こいつから毒入りの酒の作り方を教わって計画の第一段階に利用する」
バイオスパーク「さて…誰かにばれる前に後始末を拙者はする」
その次の日から、とあるバーは閉店した。
しかし、何日かたったある日…
ソードナイト「おお、もう店を閉めたのかと思いましたよ」
サーキブル「ええ…なんで僕もやっているのか分からないですけどね」
ソードナイト「…と、とりあえず、お酒をください」
私の名前はサーキブル。表向きはとあるバーを経営している。
裏向きは…ここから思い出す事が出来ない。急に記憶を辿る事が出来なくなる。はあ、何か面白い事起きないかな…
体が急に踊り狂ったり。
デス・アルコール 完