魂を返せ
この国は美しく、平和なところ 何も事故や、事件などなかった
ここに住む住人、ルトは言う
ルト「今日も暇で、逆に疲れるな」
友達の如月凛花は言う
凛花「また言ってるの?今日で三ヶ月言ってるよ、それ」
ルト「うそ!そんなに言ってるの!?」
ルトはびっくりした様子で答える
ファイ「本当のことなんだからいいじゃない!」
凛花「えー、、、」
ルト「あいつはまた例の木の下に座ってるのか?」
ルトは問いつめる
ホシ「ええ。」
悠花は木の下にうずくまっている
ルト「あいつ、また思い出したのか、、、」
実は悠花にはこんな過去がありました
過去の悠花「お父さん、お母さん!私の夢はね、早く大人になって、お父さんのお嫁さんになるの!」
父「そうか、そうか」
悠花は明るい子で陽気だった、前までは、、、ね、、、
ーあの日ー
???「おい!!」
いきなり家のドアが開いた
開いたドアの先には、黒い薔薇の飾りを頭の横に二個、黒い薔薇の付いたリボンのドレスを着た女の人が現れた。
父「ど、どちら様!?」
突然女は薔薇の飾りが付いた刃物を投げた
ドッ
私のお母さんとお父さんに刃物が胸に突き刺さる
バタッ
お母さんとお父さんは血を流して倒れる
母と父の顔はどう言えばいいんだろうか
目はカッと開いて少し飛び出ている
目ん玉が、、、だ
恐らく、、、この凶器は体を貫いているだろう
刺さったところを触ってみると、、、
グチャ、、、グチャ、、、クチュ、、、ビチャ
悠花「い、、、いやああぁぁあああ!!お父さん!お母さん!!」
私の家は血だらけ
私は泣いた、泣いた、泣いた、泣いた
???「今日はやられる姿、血しぶきが美しいわね、、、、珍しいわねぇ、、、いつもの相手は汚いのにぃ、、、クスクスクスクス、キャアハハハハハ!!」
女が笑うと、私は泣きながらこう思った
悠花「許せない、、、許せない、、、!!!」
???「あら、生き残りがいる、でも子供の血は綺麗じゃないし、あんたは見逃してあげるわ」
そして女は家から出た
ーそして現在ー
ルト「いっそ忘れた方が良いのにさ、、、」
悠花「あんな記憶をどうやって忘れろと言うの!?私の母と父が殺されたのよ!?」
悠花は泣きながら言った
ルト「、、、、、、ごめん、、、、、、」
悠花は泣いて木に再びうずくまった
、、、、、、クスクスクスクス、、、、、、
悠花は殺気を感じた
ヒュッ
あの薔薇が付いた刃物がこっちにむかってくる
そう、私のお母さんとお父さんに突き刺さっていた、というか、、、あの女がお母さんとお父さんを殺すために使っていた凶器だった
悠花「!」
悠花はそれに気付き、武器ではね返した
誰かが飛んできて、地面に着地した
トッ
???「クスッ」
ファイ「え、誰!?」
ルリ「あら失礼ね、私はその悠花の両親を殺したルリよ」
私のお母さんとお父さんを殺したやつだ、あいつだったんだな、許さない、、、
悠花「お前だったのか、私のお母さんとお父さんを殺したのは、、、!!」
私は泣きながら武器をさしだした
ルリ「フフフフフフ、、、」
ーー続くーー