あしかのらいぶらりぃ
はじめにお読み下さいこの小説を修正する最近のコメント・評価キーワード検索
設定メインページに戻るサイトトップに戻る
大 中 小
執筆者: Conan/投稿日時: 2010/12/24(金) 17:37:16
投稿者コメント:
ジョーク集になりそうです、はい。
ブラックユーモアとか、駄洒落とかを盛り込んでいければと思っていますw

『携帯通信機』はドロッチェ視点です。
貴方は何処でお気づきになるでしょうか_…?
短編集*『のー ぽよぶれむ!!』
『携帯通信機』



生まれてこの方、機械なんてろくに経験がない俺が、携帯通信機を持つことになった。
無論、買ったわけではない。
いつもどおり、そこら辺の奴らから掻っ攫ってきた物だ。
元の持ち主が分からないようにドクに改造もしてもらった。
これで仲間とも連絡がとりやすくなるし、我等ドロッチェ団も一層の利益を得られるというわけなんだな、これが。

しかしまあ、本当に携帯通信機は便利なこと極まりない。
地図や検索はもちろん、音楽もゲームもこれ一台で済んでしまう。
俺は当初の目的を忘れて、毎日ヘッドフォンを耳にあて、大音量で音楽を聴きまくっている。

ある朝、目覚めると、知らない間に音楽が止まっていた。
何度ボタンを押しても、音楽は一向に流れない。それどころか、ゲームのBGMも電話の発信音さえ鳴らない。
故障だな。ドクに直してもらうとするか。
重い腰を持ち上げたとき、ふいに携帯を落としてしまったが、下にクッションがあったためか、壊れた音はしなかった。
それにしても、今日は静かだな。
普段ならチューリンがそこらじゅうを走り回ったり、ストロンとスピンが喧嘩をしていたりもして騒がしいのだが。

しばらくして、俺は大変なことに気づいてしまった。



=END=

この作品についてのコメント/評価 (2)
 次の話へ 
(c) 2010, CGI Script by Karakara