あしかのらいぶらりぃ
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執筆者: めめ/投稿日時: 2012/04/05(木) 22:01:11
投稿者コメント:
うひゃぁぁぁぁお待たせしました!(^ω^)

今回は案内カビさんとイカウナさんを中心に作らせていただいてます!


ではでは、こんなんでよければどうぞー^^
ドッキリ
朝方―小鳥がさえずり、鮮やかに緑の草木が明るく染まっていく。

森の近くにある家は、丸い形をし煙突はもくもくと煙が立っている。
そこに、ジリリリリリ!とけたましく時計の音が鳴り響いた。
「ぐ…アと5分…。」

イヤホンを着けたままの彼はうなだれるように言った。
しかし、時計はそんなのも聴かないかの様に更に大きさを増してゆく。
「むぅ〜」
彼はがばりと起き上がり、時計に向かってチョップをした。ガコン!と音がなり、辺りはまた静になる。
彼―案内カビはあくびをし、眠そうな目でベットから降りる。
(間違えて目覚ましかけちゃった…)
案内カビは通常、テレビ局でアナウンサーとしてほびぃランドの出来事や情報などを取材している人だ。そのため、朝におきるのも早い。
「まぁ朝起きるのは悪くない事だし、良いかなぁ…」
独り言を言いながら、案内カビは椅子に座る。
「さーて、朝はやっぱり…」
彼は近くにあるやかんを取り、ティーカップ…ではなくカップラーメンにお湯を注いだ。
1分2分3分とたち…
―今だ!
案内カビは勢いよくフタを外し、麺をすくいげる。
麺は均等な太さで、光が反射するほど艶やかに輝いた。汁から放たれる匂いも、食欲をそそる。
すくいあげた麺をちゅるりと、一口食べる。
「うんまぁ〜いぃ!!」
さっきの眠気はどこえやら、天使の様な顔でほっぺを両手で抑える。
「ほのなヒとも言えなヒ味が私を包んでいふ…」
何と言ってるか分からないが、取りあえず凄く美味しいようだ。



そのころ―
朝にも関わらず、公園は賑わいを見せていた。
「眠い…」
ぽつりぽつりと、そんな声が聞こえてくる。そこに一人、声を上げながらブランコの上に立つ人がいた。
「えー皆さん、朝早い中お集まり頂きありがとうウナ〜。」
イカウナは元気よく笑う。
「あぁ〜イカウナさん、おはようございます〜。ところで、何故こんなにも早く起きなきゃいけないのですかー?」
ハルが口を大きく開けながら言う。
それもそのはず、時刻は午前6時だったのだ。
イカウナはその言葉を聞き、ブランコの上で謎のポーズをして全員の方を向く。
「ふっふっふ〜皆さん、今日は何の日だと思うかウナ?」
「今日…?」
あたりが直ぐに静まり反り、考えこんだ。
「!…きょっ今日はまさか…」
ピリリが、きずいたらしい。
「そうだ…4月1日と言えば、エイプリr」
「今日はカップ麺1円バーゲンセールですね!!」
言いかけたときだった、めめがピリリの言葉をさえぎった。
「えぇ!?めめさんそっちの事ウナ!?」
イカウナは口をあんぐりあけ、めめを見る。
「確かに、今日はカップ麺1円バーゲンセールですね…」
深紅が続けて言う。
「確かに…」
きずいたら、あたりはカップ麺1円バーゲンセールの話になっていた。イカウナは、白目のまま動かなかった。

そのまま5分程たち、正気に戻ったイカウナは大声で皆に言う。
「僕はシーフード味が好きウナ!…じゃなくて、今日はエ・イ・プ・リ・ル・フー・ル、だウナよ!」
頭についているイカの足が、クルクルと回る。
「あぁ、エイプリルフールか…そんなのありましたね。」
そよかぜビィが懐かしむようにイカウナを見る。
「いやいや、今も存在してるウナ…」
呆れた様に言うと、イカウナは気を取り直しこう続けた。
「今日は何を言っても問題ない日だウナ〜。ってことで、今回は案内カビさんを騙そうと思うウナァ!」
「案内カビさんを…!?」
あたりがざわつく。
当たり前だ、案内カビはテレビ局にいる人。エイプリルフールぐらいのネタ、そんなのも簡単に見破ってしまうだろう。
「い…いくらなんでもハードルが高すぎじゃ…」
さっきまで寝ていたはずの白雪が、目をまんまるくし見つめる。
「大丈夫だウナ!ああ見えても案内カビさんは天然ウナ!」
「天然って…でも、ネタはもう決まってるのですか?」
めめが聞くと、イカウナはニッコリと笑った。
「もちろんだウナ!この大規模なネタなら騙されるはずだウナァァァァ」
大規模、そんな言葉が耳に残る。
「大規模…ですか。何だか楽しそうですね!皆でやりませんか?」
良いね良いね回りから楽しそうに言葉が飛び交う。
眠気は吹っ飛び、大規模なエイプリルフールネタに興味を寄せる。
「じゃぁ決まりウナね!えーっと、どんな計画かと言うと―」



「…?」
散歩中の案内カビは、足を止める。
(そう言えば今日何かアったような…)
考えたが、朝食べたあのカップ麺しか思い出せない。
「何だっけなぁ…あぁ〜、この思い出せそうで思い出せないこの感覚がイライラするぅ〜」
彼は体をぐねぐね動かし伸びをする。
「まぁ、その内思い出すかな…」
案内カビは思い出すのをあきらめ、ふただびフワフワ芝生の上を歩き出す。

が、案内カビはまた立ち止まる。
倒れてる、10人ぐらいの人が倒れてる。
「あぁ…案内カビさん…」
中途半端な目の死に方…いや、演技をした彼らは、多少の苦笑いを含め案内カビを見る。「えぇ!どうしたんでスか!?何がアったのでスか!?」
焦る案内カビに向かって、かびぃは返答する。
「うっ…実はついさっき、イカウナさんが襲ってきまして…そしたらサフィーさんがヒラママ山に連れいかれたんです…ガクッ」
棒読みで言うと、取りあえず意識を失ってみた。
「えぇ!?イカウナさンがサフィーさンを!?かびぃさン?かびぃさーーーン!」
「案内カビさん…落ち着いて下さい。」
ゆうゆうは案内カビに声をかける。
「今、この状況だとサフィーさんを助けに行けるのは案内カビさんだけです。どうか、助けに言って下さい…ガクッ」
ゆうゆうは迫真の演技をし、取りあえず気を失って見る。
「わ、私が…でスか?」
案内カビは辺りを見渡す、どうやら皆気を失ってるようだ。
春風は強くなり、歩けとでもいってるように彼を強く押す。
「…分かりました。」
うつ向いていた顔が、前を見上げる。
「私、サフィーさンを助けに行きまス!皆さンはここで安静にしていて下さい…よし、では早速…」
案内カビはおもむろに、何故か携帯を取り出す
(…?)
気を失ってる彼らは、案内カビを見つめる。誰かに電話をしようとしているようだ。
「まずはテレビ局に電話しなきゃ…今日は凄いスクープでスね!」
「あーーーーーー!」
その言葉を聴き、ハルが突然ガバリと起き上がる。
「ど、どうしたんですカ!?」
「あああのですね、い今思い出したのですがそのイカウナさんは『助けたければ一人で来い』と言ってましたよ!!ガクッ」
ハルは言い終わると、また気を失う。
辺りはまた静になる。案内カビはしゅうし驚いた表情で落ち着けと自分に言う。
「成る程…ずいぶんあざといイカウナさンでスね…よし!では気を取り直して、行ってまいりまス!!」
案内カビはヒラママ山を目指し走って行った。

案内カビが見えなくなったの見計らい、皆は立ち上がった。
「う〜演技ってこんなにも疲れるんですね…」
深紅は大きく伸びをして、眠そうに言う。
「朝からやってるのもありますしね…それにしても、本当に騙されるとは…」
ピリリ逹は案内カビが行った方向を見て行った。



「ここ…でスか…」
ヒラママ山は天に着くんじゃないかってぐらいどっしりと構えていた。
山付近の風は、散歩をしていた道よりも更に激しさを増す。
「ぐ…さすがはイカウナさン、すみかも様になってますね。…よし。」
案内カビは覚悟を決め、突き出ている岩に足をかけよじ登っていく。
今どの地点にいるか確認したいが、下をみたらきっと動けなくなる。そう思い彼はしばらく上だけを見ていた。しばらく登り続け、案内カビは声を上げた。
「うぅ…何て過酷な崖なんだ…私ロッククライミング何てやったことなイし…。」
彼の手は、カタカタと小刻みに震えていて、もう力何か入って無かった。
「っあきらめて…たまるカ…!」
力のない手が近くの岩を掴む、そのときだった。足をかけた瞬間ガクッと体重が重くなる。
「!?」
間違えて岩場がない所に足を持って行ってしまったらしい。案内カビは片手で全体重を支えてる状態になった。
「どっどうしよう…うぁ…」
彼は下を見てしまった。
下は霧で包まれていて良く見えないが、相当高い所に来たと考えられる。
「…っ!?」
叫ぶ所か、余りの恐怖に声が出なくなっていた。
(恐い…恐い…恐い恐い恐いよ…)
そんな言葉が彼を包んで行く。
考えてる内に手の力が抜けていき、きずいたら空中の上を舞っていた。
彼は鼻水と涙を空中におおいに撒き散らしながら落ちていく。
「―さよなら皆さン。そして、スみまs」
別れを告げてる途中だった。

何故か、体が宙に浮く。
何故か、手をパタパタと世話しなく動かしている。
…何故か、自分は顔を膨らましている。
「…?」
よく状況を理解出来ない案内カビはそのまま上に行き、山の片隅にある平地に降りる。
「ここは天国でスか…?」
辺りを見回すが、ヒラママ山の光景があるだけだった。
案内カビは、自分達カービィにある特徴でも考えてみる
「…あ!」
彼は頭を抱えた、そして叫ぶ。
「ホバリング使えるじゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!」
彼の声はどこまでも響き渡り、山彦となって返ってくる。
その返ってきた言葉を聴き、案内カビは青空に向かって爽やかスマイルを見せる。
「スっかり…忘れてまシた。」
そう言い残すと、彼はそびえ立つ山を見る。
―すごく、小さいじゃないか!
「さて、サフィーさンを助けに行きまスか…」
気を取り直し、案内カビは今度はホバリングで登って行った―



一方そのころ、先ほど演技をしていた彼らは、案内カビとは反対側の方から同じくよじ登っていた。
「うぉぉぉ!気合いだぁぁぁぁぁぁぁ!!」

かびぃが大声で言うと、下から小さく気合いだーっと聞こえてくる。
「どうしたんですか皆さん!まだまだ道は長いですよぉぉ!」
「凄い…気合いですね…どこからそんな…気合いが…」
深紅がヒーヒー言いながら登って行く。後に続いて、ハルも苦しそうに言う。
「かびぃさん…そ、そろそろ…休憩…しま…しょうよ…」
「駄目ですよぉ!案内カビさんよりも先について『ドッキリ大成功!!』って言うのですから!休憩は頂上についたらです!」
「ふへ〜、そんなぁー」
そよかぜビィとゆうゆうは力が抜けたような声で言う。
ぐだぐだ言いながらも、彼らは登っていった。

すると、そよかぜビィはあることに気がつく。
「はっ、そう言えばアーヌさんとめめさんとピリリさんと白雪さん逹はどこえ…」
辺りを見ましても、彼らの姿はどこにもない。
(まさか…サボり!?)
そう思うと、怒りが込み上げて来そうになった。
―こっちはこんなに頑張ってるのに!
ワナワナと震える彼をみて、少女は声をかける。
「どおひたんでふかぁ?」
「くっ…こっちは死ぬもの狂いで頑張ってるのに…あの人逹は…あの人逹は…」
「あのひほたひって誰でふか〜?」
「あのひほたひって言うのは…え?」
そよかぜビィは後ろを振り向く。

そこには―大きくほっぺを膨らましてめめがいた。
そして彼女は…やはり、浮いている。
辺りを見るとアーヌ、白雪、ピリリが同じ状態でいた。
「…へぇ?」
彼も、一瞬理解が出来なかったようだ。
―あんなこと、できたっけ…。
そう思ってる内に、4人は上へ上へと行ってしまった。
「…どうさたんですか?そよかぜビィさん。」
震える彼をみて、ゆうゆうが声をかける。するとさっきの人のように彼は叫んだ。
「ホバリング使えるじゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!」
「ほっホバリング!?」
「!?そんなのあった気が!」
「何!?ホバリング?今度はそれで気合いを入れるのですか!?」
ハル、深紅、かびぃの順番で言う。
彼らの目はキラキラ輝いていた。
「…そのようですね。皆さん、ホバリングで頂上目指しましょう!」
ゆうゆうが彼らの目を見て言う。
「おー!」
4人はホバリングに切り替え更に上を目指していった。



「ハァ…ハァ…やっと…つい…た…」
案内カビはホバリングで登ってきたものの、かなり疲れてるようだ。
山の美味しい空気も、脱力と息切れで味わっているどころではない。
「あぅ…駄目だ、ちょっと休憩…」
案内カビは横たわり、ヒラママ山から見えるほびぃランドを見る。夕日が沈みかけ、風がびゅうびゅうと吹いていても絶景は色あせる事は無かった。
(何て綺麗なんだ…)
彼はただただ景色を眺め、安睡につこうとしていた。
すると、食欲をそそる匂いが彼の回りをただよった。
「…!」
案内カビは突然がばりと立ち上がりとにかく鼻を動かす。
「こっこの匂い…まさか…!」
彼は電光石火のごとくちょっとした高い岩場によじ登る。
登ってみたら匂いは更に強くなり、ずるるると麺を食べる音が響いていく。
「―シーフード味ウナ。」
「そうでスか…美味しいでスか?」
イカウナは少し黙り込み、むっとした表情で彼の顔を覗き込む。
「むぅ…いつからきずいていたウナ?」
「いつからって…イカウナさンがサフィーさンを誘拐した時点でもう分かりましたよ。」
案内カビはイカウナの横に座り、オレンジ色の空を見上げながら言う。
「イカウナさンは…人思いで優しい方なので、そんな酷い事は出来ないと思いまス。」
柔らかい、心地よい風が2人を包み込む。
「…やっぱり、カップ麺は美味しいウナ〜」

汁をぐびぐびと飲み込み、満足げに笑う。
2人は前だけを見て、何かしらの余韻にひたる。

すると、後ろからガサガサと音が聞こえた。
「っ…ド、ドッキリ…大成…功」
サフィーは顔に微笑を浮かべながら、恥ずかしがりながら看板を案内カビに見せる。
「おぉ!サフィーさン!大丈夫でスか!?」
「ふぇぇ!?はっはい…大丈夫です…」
案内カビの返答に驚き、サフィーは後ろに下がってしまった。
「なんだぁ、きずいてたのですか…ちょっと残念。」
またハルも微笑を浮かべながら顔を見せ、後ろにはぞろぞろと参加者が顔を見せる。
「ハハ、申し訳ないでス。でもまぁ楽しかったでスよ!久しぶりに、強い刺激ありがとうございまス!!」
彼等は前を見て、ほびぃランドを眺める。
中心には住宅が密集していて、周りには川や森がどこまでも続く。
まさに、『平和』と言っても良い眺めである。

「あ、」
しばらくしたらイカウナが口を開き、にんまりと笑う。
「実は…ここの山はヒラママ山じゃないんだウナ!」
「えぇ!?」
「なーんて、嘘ウナよ〜ふっふっふ」
全員は不意をつかれた!って感じの顔をした。
「さて、帰りますか…って、あれ?」
アーヌが辺りを見回すと、案内カビの姿がいないことにきずく。
「案内カビさんがいない…一体どこえ…」
「あ…あのアーヌさん」
サフィーがアーヌに声をかけた、それに気がついたように皆が振り向く。
「あぅ…あの、さっき案内カビさんが…『思い出した!バーゲンがなんたら〜』って言いながら…もう帰ってしまいましたよ…。」
全員が山の下辺りを見てみる。かすかに、声が聞こえた気がした。
「あぁぁああぁぁぁぁ!!そうだぁぁぁ、今日はカップ麺1円バーゲンセールだったぁぁぁぁぁあぁぁああぁ!!!」
そんな姿を見て、全員は小さく笑う。
「さすが案内カビさん、カップ麺大好きですねぇ…」
「そうですねぇ、お腹すいて来ちゃいました。」
彼等は満足げに笑う。
「それじゃぁ気を改めてまして…帰ろうウナ!」



ほびぃランドは、今日も平和。






____________________
あとがき♪


エイプリルフールネタなのに5日に出してる悲劇ですwww
いやぁ遅れてすみません><
小説も何だかだらだらしていてすません!眠くならかったでしょうか!?(ぇ

こんな感じで、第一回が終わりました!参加してくださった皆さん、ありがとうございます!!


次もこんな感じで出したいのですが…ネタがありません!



ってことでネタ募集ですよ!!
あと参加者も募集してますよぉぉぉぉぉ^^

あ、「参加したのに出てないぞアホンダラ!」って方は言ってください!
こちらの不注意です;;

オリカビさんは次回出そうと思います!
ではでは、だらだらと最後まで読んで?いただきありがとうございましたーーー!!!!

この作品についてのコメント/評価 (8)
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