冬の出会い
ある冬の日、私は学校にいた
私には友達もいなくて、楽しい日々もなかった
時に、「死にたい」って思うこともあった
あの子に会う前は、、、
私は、いつもどうり授業が終わり、早く帰ろうとしていた
すると、先生に話しかけられ
「お前は日直だろ?」と止められた
私は、「はい、そうでした」と言い日直の仕事をし始めた
正直、早く帰りたいと思った
もう一人の日直は先に帰った、酷いなぁと思った
日直の仕事が終わり、校舎を出た
急いで走って転んだ
「いててて、、、」そう言った瞬間
「大丈夫?」と聞こえたきた
「え?」ありえなかった、人から話しかけてくれるなんて
「あ、血が出てる!!ばんそうこうあげるよ」
「え、、、ありがとう」私は素直に受け取った
「僕はカービィって言うんだ、よろしくね^^」
人ではなかった、動物かな?と私は思った
「よ、よろしくね^^」
この出会いは奇跡なのだろうか、、、それとも偶然なのだろうか
「ねぇ」
話しかけられた「はい?」
「君は、何で一人なの?」
いきなり悲しいことを聞かれた「それは、、、」
「それは?」
「私が、馬鹿だから」そう答えた瞬間、カービィは私を抱きしめた
「それは違うよ、君は馬鹿なんかじゃない」カービィは優しい声で私に言った
「じゃあ、なんで私は一人なの、、、?」
涙声になってきた、、、恥ずかしい
「一人じゃないよ、僕がいるじゃないか」ありえない答えが返ってきた
「え?、、、」私は驚きを隠せなかった
「今、友達になったじゃん!もう君は一人じゃないよ!」
涙が出てきた、、、カービィの言葉に
「うっ、、、うぅ、、、(泣」私は泣き続けた
「君は一人なんかじゃないよ、、、」カービィは私をずっと抱きしめてくれた
その温もりは、一生忘れない、そう思った
「あっ、見て!雪だよ!」カービィは空を見上げて言った
「雪?」私も空を見上げた、すると、、、
いっぱい降っていたのだ、初雪なのに
「すごいね!」カービィは私は見た
「、、、うん!」私は笑顔をカービィに向けた
「やっと笑ってくれた!嬉しいな^^」カービィは笑った
「カービィのおかげだよ!」私も笑った
「じゃあ、帰ろうか」カービィは歩き出して、私に言った
「うん!」私も歩き出した
この幸せがずっと、続きますように
ーEND-