あしかのらいぶらりぃ
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執筆者: Conan/投稿日時: 2010/09/19(日) 22:36:23
投稿者コメント:
うほっ!初投稿いただいちゃいました☆
どこの乙女ゲームなんでしょうね、ごめんなさい。
反省はしている、だが公開はしていませんwww
ではではっ!
オムライス
「…。」

私の目の前に差し出されたのは
オムライス。

スプーンでほんのすこしすくって
食べてみる。

…おいしくない。


そもそも、私はオムライスが嫌いだ。
まず、ケチャップとご飯を絡めるなんて絶対ありえない。
なんでわざわざ和食と洋食混ぜるの?って思う。
それに、ライスの上にかぶさっている固くなるまで焼いた卵。
これもまた、ただでさえマズいモノを、より一層おいしくなくしてくれる。


しかも今日は体が溶けそうなくらい暑い。
部屋のエアコンはこういう日に限って壊れているのか、調子が悪いし、空調機が主流のこの時代、扇風機もない。
こんな暑い日に熱々のオムライスなんて
食べられるハズがない。


「何故食べない?」

「あ…ちょっと食欲がなくて…」

「そうか、まぁ今日も暑いからな。」


いつもと違い、仮面をとった彼のはにかむ額には汗がたらりとながれている。


折角、メタナイト自ら作ってくれたのに、間違ってもおいしくないなんて言えないから『食欲がない』なんて、適当に言い訳をこぼす。


「だが、食べないと体調を崩す。」


困り顔で此方を見つめるメタナイト。

と思ったら、急にパッと何かを思いついたように。


「私が魔法かけてやろう。」

「えっ?」

「ちちんぷいぷい、おいしくなあれ。」


そういって私のオムライスをスプーンで口元までもってくる。


「ほら、あーん、だ。」


言われるままに口をあける。
まだ暖かいオムライスが口いっばいに広がる。

嫌いなはずなのに、メタナイトに食べさせてもらったから…?





おいしい、かも。

この作品についてのコメント/評価 (12)
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