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小説「
ポリゴンの悪魔(前編)
」を編集します。
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作者名
テーリィ
タイトル
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内容
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「泊めてくれてありがとうね、カービィ」 次の早朝、グーイはカービィの家の玄関でお礼を言った。元々闇の種族である彼は、長時間光を浴びていると体調を崩してしまうので、空が白み始める頃にアイスバーグに帰ると決めたのだ。 「こっちこそ、ありがと!なんだかなつかしかったね...あの時みたいで」 「うん...なぁ、あの時メタナイトは何を言いたかったんだと思う?」 「んー、やっぱり、ダークマターのことじゃないかなぁ?」 「だよね...あっちの皆にも、何か起こらないかちょっと心配だなぁ」 「じゃあ、今度パトロールがてら、いっしょにパークに遊びにいこうよ!」 第2章 災来する侵略者 ワープスターが異空間ロードを抜けると、カービィとグーイは身体中に潮風を感じた。 「わぁ...こんなところにつながってたんだ!」 「カービィ!あれ何!?」 象徴的な火山から、虹色の結晶が噴き出している。どうやらサンドスターの噴火が起こった直後のようだ。 「あれ、さわるとフレンズになれるんだよ!グーイもためしてみたらどう?」 「そ、そうなの?...でも、いまは遠慮しとく」 「そっかぁ。じゃあ、ここからしばらくは林のなかだから、歩いていこうか!」 「うん!」 カービィはワープスターを仕舞いこみ、友達と共に港に着地した。 「ん」 「どしたのカービィ?」 歩き始めて十数分。カービィは初めて見る木造の建物に気付き、足を止めた。 「あっ、このへんはジェットのロボボで通りすぎたんだっけ。せっかくだから、あいさつしていこっと!」 古ぼけた階段を飛び越え、軋むドアを開ける。 「ごめんくださーい!」 「いらっしゃいませ!ロッジアリツカへようこそ!」 眼鏡をかけた鳥のフレンズ・アリツカゲラが笑顔で出迎えてくれた。 「あら...?もしかして貴方はいつぞやの、パークを救ってくれた...」 「そうだよ、カービィだよ!こっちはともだちのグーイ!」 「カービィさん、あの時は本当にありがとうございました。オオカミ先生が貴方のことを取材したいとおっしゃっていたので、ぜひお付き合いしてあげてもらえませんか?」 「カービィの取材?なんの?」 「オオカミ先生、漫画というものを描いているんですが、あの事件の時に活躍したカービィさんの漫画を描いてみたいと。あちらの奥にいらっしゃるので、是非いろいろとお話してあげてください」 「いいよー!」 カービィとグーイは、言われるままロッジの廊下を歩いていった。 「おや。君のほうから来てくれたのか、会えて嬉しいよ」 タイリクオオカミはピンクの生物に気付くや、ペンを止めて声をかけた。 「セルリアン...じゃないんですか?先生、この生き物は?」 「忘れたのかい、担当さん?...といっても、状況が状況だったから、私も詳しくは覚えてないけどね。この前、パークがあのカンパニーに侵略されたとき、皆を助けてくれたヒーローだよ」 「あのね、ちょっとだけきになることがあって、それでぼくとグーイで遊びにきたの!そしたら、あっちにいたお姉さんが、ぼくをしゅざいしたいコがいるっていうから、おてつだいしたいなって!」 「そうか、アリツさんにもあとでお礼をしないとね。ところで、取材の前に、面白い話があるんだけれど、聞きたいかい?」 「おもしろいお話?うん!」 オオカミはこのようにして、怖い話に怯える皆の顔を漫画に写して描くのが好きだった。 「よし。最近この島に、セルリアンによく似た白い生き物が出没しているんだ。けれども、それは一つじゃなくて、なんと...20個もの赤い目を持っているのさ」 「白くて...20個...」 「そして何より、それは他の生き物の血を奪って、その能力を自分のものにしてしまうことができるんだ!やがてたくさんのフレンズを襲い、色とりどりの力を手にし、それは全てを支配して...あれ?」 しかしピンク玉と青黒い塊は、驚き恐がるそぶりは一切見せず、代わりにきょとんとした顔をしていた。 「それって...ミラクルマターだよね?」 「うん、まさにミラクルマター様の特徴だよ」 「し、知ってたのかい、君たち...!?」 「知ってたよ。むしろカービィは実際に戦った」 「そ、そうか...」 さらにこの直後、その場にいた3人、特にオオカミにとって、想定外の事態が発生した。 「あの...ワタシも、さっき、それっぽい子に出会ったんだけど」 「えええええっ...!?」 さらに奥の部屋から顔を出したのは...トキだ。 「あ、きみはあのお山であった!」 「あら...お久しぶりね。また後で、一緒に歌いましょ。 それで...その子のことだけど、いつものように高山のあたりを飛んでいたら、切り立った岩の上に立っている子がいたの。こっちをじっと見ていたから、もしかして仲間かしらと思って声をかけたんだけど...」 右手に巻かれた包帯を見つめる。 「突然、緑の刃みたいなもので切りつけられたわ。それから、羽を生やしてどこかへ飛んでいってしまった」 「ちょっと、待って下さい!」隣で聞いていたアミメキリンが口を挟んだ。 「トキさんはためらわずにそれに話しかけることができた...ということは、少なくともそれはセルリアンじゃないとわかったのね?」 「ええ。フレンズの姿だったわ」 『まさか!』カービィとグーイが同時に飛び上がる。 「ミラクルマターがパークにあらわれたなんて!しかもダークマター族もフレンズになるの!?」 「カービィ、オイラたち今日ココ来て正解だったかなぁ...?!とにかく、ミラクルマター様を止めに行ったほうがいいかも! ねぇキミ、そいつはどの方角に飛んでったか覚えてる?」 「ええと...確か、飛んでいったのはさばんなの方だったと思うわ」 「ちょ、ちょっと待った。君たちの取材は...」 「ごめん、きょうはパス!これはしょうしんしょうめい、『パークの危機』になるかもしれないから!」 それに、かばんとサーバルがねらわれるかもーー。 言うが早いか、2人はロッジを飛び出し、ワープスターでさばんなちほーを目指していった。 「...追いかけるべきかな」 「先生、やめておいた方がいいと思います。 探偵のカンが冴え渡るんですよ...もし先生が言った、『他の能力を自分のものにする』っていうのが本当だったら、私たちが行ったところであの子を不利にしてしまうだけじゃないでしょうか」 「担当さん、なんだか急にそれらしくなったね。...言ってることは至極単純だけど」 「...みつけた!」 幾何学的な翼を折りたたみ、黄色い草原に降り立つ。 「!...あなたは...!?」 正多面体を連想させる、あちこちに眼のような模様のついた鎧と兜。吸い込まれてしまいそうな、赤黒い瞳。その風貌から、サーバルは一目で何か強いものを感じた。 「かばんちゃん、気をつけて!その子、ただのフレンズじゃないかも!」 「...へー、やっぱりわかるんだ?それじゃあ−−」 鎧が緑色に染まり、鋭利な形状に変化する。 「...いま、消させてもらうよ〜!」
投稿者コメント
5月病。明日から本気出す(ォィ
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