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小説「
第4話:いんべーどあーまー(7/20更新)
」を編集します。
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作者名
テーリィ
タイトル
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内容
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《BGM:前回に引き続き『ロボプラ』コンビナート・ラボラトリー》 それから、研究所内は大騒ぎになった。 「ゲンジュウ民2体とストレンジャー1体の侵入を許してしまった、だって?」 「何でもそのストなんとかが、課長を吸い込んで放電しまくってるらしいぞ!」 「こっちに近付いてくるぞ!冗談じゃない!だからこんな危険な仕事は嫌だったんだ!」 監視カメラのモニターには、そのゲンジュウ民とストレンジャー――サーバルにかばんちゃん、そしてカービィ――の姿があった。 「う...動くな!」 半ばヤケになった研究員たちが、再び立ちはだかる。 「りょ、両手を上げろ!」 「...カービィさん、『パワー』、溜まってますか?」 「うん、だいぶね!」 “ストレンジャー”は両手を上げ...そして体の前に突きだした。 「“スパークレーザー”!」 大きな光の束が研究員たちを吹き飛ばした。 「ぐわあぁっ!」 「何てパワーだ...」 「しかしハルトマン様のため!死なばもろともぉ!」 と、そのとき。 「待ちたまえェ、『ワーカーズ』たちィ!」 キンキンした声が、廊下に響いた。 「その三人を、例のマシンの実験台とさせようではないかァァ!」 見慣れないいきものが、どたどたと走ってくる。 「あれが...悪いやつ?」 丸々としたその男は、息を切らしてモジャモジャの白髪をかき立てた。 「ハァ...ハァ...ワタシはハルトマン研究所のォ...ケイン所長。社の規則にのっとり、キミたちを処分するゥ!」 ケインと名乗ったその所長がさっと右手を上げると、廊下の奧からガシン、ガシンと無機質な足音が近付いてくる。カービィたちは身構えた。 現れたのは、禍々しい殺気を帯びた、灰色のパワードスーツ。 「システム、オールグリーンです!」操縦している研究員が合図を出した。 「見よォ!これこそ、我が研究所がテクノロジーを結集させェェ!寝る間を惜しんで改良を繰り返しィィィ!戦闘能力を限界まで増強させるようにしたァァァァー!」 ケイン所長は叫び過ぎて、ケホケホとせき込んでしまった。しかし大きな眼鏡を輝かせ、誇らしげに続ける。 「搭乗型戦闘力支援マシン、インベードアーマーだァァ!キミたちゲンジュウ民とストレンジャーはァ、この戦闘マシンの実験台となりィィ!今ここで葬られるのだァァァ!」 「負けるもんか!」 《BGM:『夢の泉』ボス戦》 インベードアーマーが、すかさずストレートパンチを繰り出す。カービィたちは、瞬時に飛びのいてかわした。 「みゃー!」 サーバルも猫パンチで応戦し――サーバルキャットはその長い前足から強烈なパンチを繰り出し、大型のヘビさえ数発で仕留めてしまう――インベードアーマーを大きくよろめかせた。 「な、何ィ!?科学力の結晶たるインベードアーマーの8.6tのボディが、ゲンジュウ民のパンチ一発でよろめくとはァァ!どうしたァ、本気を出せェェ!」 インベードアーマーが腕を振り下ろし、床から瓦礫が飛び散る。かばんはそれらを拾い、投げてぶつけた。 と、ケイン所長は「ストレンジャー」の動きを訝しく思った。さっきから戦いそっちのけで、両手を振り回しながら走り回っているではないか。 「...そうかァ!気をつけろォ!あのストレンジャーはァ、筋肉を動かすことで発電しているぞォォ!」 ついに、カービィの体から電気が漏れでて、バリアを形成した。 「二人とも、はなれて!」 彼は叫ぶと、両手を前に力強く突きだした。 「“スパークはどうだん”!!」 カービィを覆っていたバリアが、巨大な電気エネルギーの弾丸となって飛んでいく。インベードアーマーは波動弾をまともに食らい、乗っていた研究員は感電して気絶した。 「やったぁー!」 「ウソだァァァ...我がカンパニーの最大の戦力が、ゲンジュウ民の原始的なチームワークに敗れるとはァァ...」 しかし少し暴れ過ぎただろうか...喜ぶカービィの頭に、パイプの破片が落ちてきて直撃した。 「ぷぎゅぅ!」 するとどうだろう、カービィが被っていた火花の冠がぽろりと外れ、もとの研究員の姿に戻った。 「な...何だ?私は...」 「課長」が起きあがるのと、アーマーに乗っていた研究員が目を覚ますのと同時だった。 「ひええっ!所長、私は逃げさせてもらいます!」 「わしも!今日限りで課長なんて辞めてやるぅ!」 「アッ、敵前逃亡は大罪だぞォォ!オ、オイィ!辞表を出すなァァ!逃げるなァ!待てェェェ!待ってくださいィ!」 ケイン所長の制止も空しく、二人の研究員は辞表をぽいと置いてすたこらとどこかへ行ってしまった。 「カービィ!大丈夫?」 「うん、だいじょーぶ。コピー能力は、ダメージをうけると外れちゃうんだ」 それからカービィは、動かなくなったインベードアーマーに目をやった。 「...なんか、あれ、楽しそう!」 「カービィさん、気をつけてくださいね!罠かもしれませんから!」 「うん!調べてみる!」 カービィがアーマーのほうに駆け出す。ケイン所長はそれに気付き、止めようとしたが... 「こらァァ!遊園地のオモチャじゃ...ないんだからなァァァ!ハァ...ハァ...」 丸々とした所長は、カービィにとても追いつけなかった。 「うーん、特に罠では無さそうだけど...あれ?」 カービィがインベードアーマーの操縦席に座った、その瞬間...
投稿者コメント
7/20 ちょび修正 サーバルキャットのパンチのコトはマジです。個人的にはサーバルちゃんには爪よりもパンチで戦ってもらったほうがサマになったのではなかろうか...という思いをこめて。
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