☆
はじめにお読み下さい
☆
小説に戻る
☆
最近のコメント・評価
☆
キーワード検索
☆
設定
☆
メインページに戻る
☆
サイトトップに戻る
小説「
傷心の魔女
」を編集します。
* 印は必須項目です。
パスワード
*
新規投稿時に入力したパスワードを入力してください。
作者名
カービィマター
タイトル
*
内容
*
侵入者達をめがけバチバチと音を立てながら青白く光る静電気の球が飛ぶ。 しかしそれは前に居た一人に当たる直前で何か透明な壁のようなものに阻まれ霧散する。 「な…」 「驚いたな。いきなり撃ってくるなんて。」 「な、なんなのよ!あんた達は!」 「ボクらは、君に会いに来たんだ。」 「わたくしに…?……そう。分かったわ。あなた達はあの村の奴らに頼まれてわたくしを殺しに来たのね…。」 「いや、そうじゃ」 「うるさいわよ!どうせ油断させて不意を突くつもりなんでしょう?私はそんなものには引っかからないわよ。今までの動きを見る限り、あんた達それなりに腕は立つようね。その分、私もちょっと本気出すから少し痛い目を見るかもしれないけど、悪く思わないことね。」 「ボクらは君と戦う気は」 「往生際が悪いわよ!さっさと出て行きなさい!」 ジョーカーの言うことに聞く耳を持たず魔女が火球を放つ。 「ちょっと話を」 「いや、一旦諦めて落ち着かせた方がいい。」 火球を切り捨てながらスペードが言った。 「…そう、か…。」 言われたジョーカーはほんの一瞬少しだけ悲しそうな顔をして、すぐに小さな刀を取り出して構えた。 彼らが今使っている小さな刀は、スペードが作ったものだ。これまでに立ち寄った村の一つでちょっとした武器を作っているところがあり、興味を持ったスペードがその村で使わない小さな砥石を譲り受けて、その辺りにあるような何の変哲もない石を研いで作ったものだった。 しかし、彼らの身体能力、そして"力"の影響もあるのだろうか、その刀自体も初めて作ったにもかかわらずそれなりに出来がよかったが、本来ただの石にすぎないそれでも十分に戦えていた。 魔女が次々に放つ火球を難なく避け、切り伏せていく。 そのうちに魔女が火球を撃つのを止め、ぺたん、と尻餅をついた。 「なんで…なんで魔法が効かないのよ…。」 「…落ち着いたかい?」 「……殺しなさい。」 「殺さないよ。ボクは君と話が」 「わたくしを殺しに来たんでしょ!?もうわたくしは手が出せないんだから…ああ。杖を持っているからね。」 魔女はそう言うと、手にしていた木の棒をからん、と落とした。 「これで本当に手は出せないわ。さあ、殺しなさい。」 「違う。ボクは」 「まだ言うつもり!?嫌よ、わたくしの絶望する顔が見たいからでしょ!?騙して最期に嘲るためでしょ!?…何度…何度わたくしを傷つけたら気が済むの…」 言いながら、不意に魔女とジョーカー達の間の空間が歪んだ。 「まずい!」 「…皆…皆わたくしと一緒に消えればいいのよ!!」 「駄目だ!そんなこと――」 大きな音と炎を上げて屋敷が爆発した。
投稿者コメント
やっふう!皆さんお馴染み、21世紀最大の変人でございます! ほらほら!今度は一か月くらいで更新したよ!2年も放置しないよ! え、今回の話とテンションが合わない?ならこのコメントは見なかったことにしてください(ぇ ちなみに本日は行事の代休なのであってズル休みではないので念のため。Oの言うことだから信用されないかもしれませんが本当です。嘘じゃないです。信じて。
この小説を削除する
(削除する場合のみチェックを入れてください)
※シリーズの第1話を削除するとそのシリーズ自体が削除されてしまうのでご注意ください。
(c) 2010, CGI Script by
Karakara